監督:アントワン・フークワ

主演:デンゼル・ワシントン、クロエ・グレース・モレッツ

 

デンゼル・ワシントンが、アカデミー主演男優賞を受賞した「トレーニング デイ」のアントワン・フークワ監督と同作以来13年ぶりに再タッグを組んだアクションサスペンス。共演に人気女優クロエ・グレース・モレッツ。元CIAエージェントのマッコールは、いまはホームセンターで働く、ごく普通の真面目な人間として生活していた。しかし、ある夜、なじみのカフェで娼婦の少女テリーと出会い、彼女を囲うロシアンマフィアの非情さに、内に眠っていた正義感が目を覚ましていく。かつてのマッコールは、身のまわりにあるあらゆる物を武器に変え、警察では解決できない不正をこの世から瞬時に消してしまう「イコライザー」と呼ばれる男だった。マッコールはテリーとの出会いから、再びイコライザーとしての仕事を遂行していく。(映画.com)

 

2014年製作/132分/PG12/アメリカ
原題:The Equalizer
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2014年10月25日

 

まーまー最初はこんなもんだよな 

 

イコライザー3がめちゃめちゃ良かったので、

巡礼の旅を始めました。

 

という事で1作目を鑑賞。

 

スタンスは受け継がれているものの、

3作目の完成度の高さを再確認する内容だった。

 

 

  グッときた点

 

①やっぱ強ぇ

 

3作目を鑑賞していたのでマッコールがいかに強いかは知っていたが、

当たり前のようにのっけから強かった。

 

ただ、それだけで十分だった。

 

 

②やっぱ倍返し

 

ちゃんと敵役に憎たらしいヤツを持ってくるあたりがニクイ。

しかも、有無を言わせずにそいつを圧倒するあたりがマッコール節。

 

この倍返しは本作でも気持ちよく味合わせてもらいました。

 

 

③結果にコミット

 

警備員になりたがっている同僚をマッコールがサポートするシーンがある。

 

本人がなりたいと言っていることに、

トレーナーのマッコールがちゃんとコミットしていたのがめちゃめちゃ良かった。

 

結果、同僚は警備員なれたし、

敵との戦いの中ではマッコールをサポートしてたし、

良い行いは返ってくるんだね。

 

 

④最後のマッコールの仕留めたる感

 

敵将を残し、スプリンクラーの水がバシャバシャ降り注ぐ中、

マッコールが現れる。

 

必殺仕事人のチャララーのBGMが聞こえてくるかのような、

「ここから仕事が始まるぜ」な雰囲気と、

マッコールの「コイツをぶちのめしたる」という、

強い意思見え見えの表情が相まって、

最高に上がった。

 

 

  惜しい点

 

①時間対効果が弱い

 

3作目が2時間未満の上映時間に対して、

本作は2時間10分ちょい。

 

1分当たりの満足度は3作目が上だった。

 

ちょっとダラダラ間延びしてて、

3作目がいかに進化の末だったかを感じざるを得なかった。

 

 

②ラストバウトが暗くて見づらい

 

最後の戦いの場所で、

敵に見えないように建物全体の照明を落とすのだが、

めちゃめちゃ暗くて見えずらかった。

 

僕が昼間の電車内で見ていたのもあったが、

MAXに画面を明るくしても、

ちょっと何やってるかわからないシーンがあって、

「せめて僕には見やすくしてくれよマッコール」

と思った。

 

 

③画の質感が爽やか

 

3作目と比較すると、

3作目の方が画がざらついていて、

雰囲気が凄く良かったので、

それと比較すると物足りなさを感じてしまった。

 

 

  感想

 

3作目を見てしまっているので、

物足りなさを感じてしまった点もあった。

 

が、仕事人としてのマッコールのスタンスは出来上がっていて、

安定感は抜群だった。

 

その場にある道具を活かして敵を倒すマッコールらしさが、

3作目の方が薄かったのがちょっと気になった。

 

では、次は2作目を楽しもうと思う。