監督:英勉
主演:北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、間宮祥太朗、鈴木伸之、吉沢亮
北村匠海が主演を務め、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、間宮祥太朗、吉沢亮ら豪華若手俳優の共演で、和久井健の人気コミック「東京卍リベンジャーズ」を実写映画化。ダメフリーターの花垣武道は、ヤンキーだった学生時代に付き合っていた人生唯一の彼女・橘ヒナタと彼女の弟・ナオトが、関東最凶の組織・東京卍曾に殺されたことをニュースで知る。その翌日、駅のホームで何者かに背中を押され線路に転落したタケミチは、不良学生だった10年前にタイムスリップする。過去の世界でタケミチがナオトに「10年後ヒナタは殺される」と伝えたことにより未来は変化。現代に戻ったタケミチは、死の運命から逃れ刑事になっていたナオトと出会う。刑事になったナオトから「10年前に戻り、東京卍曾を潰せばヒナタを助けられる。力を貸して欲しい」と言われ……。監督は「映像研には手を出すな!」「ぐらんぶる」の英勉。(映画.com)
2021年製作/120分/PG12/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2021年7月9日
ゆずれないもの
正月明けですぐにコロナになってしまい、
なかなか映画を見ることが出来なかったが、
それでも、何か観たくて何となく見過ごしていた東リベを観た。
グッときた点
①泥臭い
喧嘩最強のヤンキーの話かと思ったら、
全然喧嘩の出来ない主人公を中心に巻き起こる展開。
だけど、弱いはずの主人公が一番泥臭く、
人の心を動かし、立ち向かっていく姿にグッと来た。
②ドラケンの心
東京卍會のNO2のドラケン(山田裕貴)。
彼はトーマンの心。
闘争の犠牲になった少女の病室に訪れたマイキー(吉沢亮)とドラケン。
娘の状況に激高する父親に、
ただ頭を下げ、誠意を尽くそうとする。
そんな誠を貫く姿勢こそが、
大きな組織を正しい方向に進めるということ。
どの組織にも言える事だなぁと納得。
③将貴くんのヤンキーっぷり
鈴木伸之演じる将貴のどヤンキーっぷりが良かった。
「疾風伝説 特攻の拓」に出てそうな、
いかにも悪そうなたたずまいと、
タケミチにとってのラスボス感がバチっとはまっていた。
④ハッピーエンド
すったもんだあったけど、
最後はハッピーエンド。
タケミチはかなりボッコボコにされ尽くしたが、
最後はヒナタの命を救うことが出来た。
タケミチの友達で、
タイムスリップした世界で一度死んでしまった「あっちゃん」が、
夢である美容師になって生きていたのも良かったわ。
惜しい点
①喧嘩の迫力
以前見た「Gメン」。
こっちはギャグ路線にもかかわらず、
アクションがキレキレだった。
それと比較すると、
もうちょっとアクションにキレがあれば説得力があったのに、、。
喧嘩を売りにしている感もあるのであれば、
そこはもうちょっと力を入れて欲しかった。
感想
事前情報を全く入れずに見始めたもんだから、
あー!そういう話なのね!となって、
先の読めない展開にどんどん吸い込まれていった。
ただ、全体的にはもう1段階上のレベルで作品が作られていれば、
さらに胸熱になれたかと思うと、
ちょっと惜しいなと思った。
悪くないのだが、すごくいいわけでもない。
もう一声欲しいところだった。
今度続編も観よーっと。