監督:ジョーダン・ピール

主演:ダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーブン・ユァン

 

「ゲット・アウト」「アス」で高い評価を受けるジョーダン・ピールの長編監督第3作。広大な田舎町の空に突如現れた不気味な飛行物体をめぐり、謎の解明のため動画撮影を試みる兄妹がたどる運命を描いた。
田舎町で広大な敷地の牧場を経営し、生計を立てているヘイウッド家。ある日、長男OJが家業をサボって町に繰り出す妹エメラルドにうんざりしていたところ、突然空から異物が降り注いでくる。その謎の現象が止んだかと思うと、直前まで会話していた父親が息絶えていた。長男は、父親の不可解な死の直前に、雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したことを妹に明かす。兄妹はその飛行物体の存在を収めた動画を撮影すればネットでバズるはずだと、飛行物体の撮影に挑むが、そんな彼らに想像を絶する事態が待ち受けていた。
「ゲット・アウト」でもピール監督とタッグを組んだダニエル・カルーヤが兄OJ、「ハスラーズ」のキキ・パーマーが妹エメラルドを演じるほか、「ミナリ」のスティーブン・ユァンが共演。(映画.com)

 

2022年製作/131分/G/アメリカ
原題:Nope
配給:東宝東和

 

 

結局、何だったん? 

 

 

モヤモヤしたものが飛んでるなと思ったら、

モヤモヤしたまま終わった。

 

 

不穏な雰囲気を撒き散らしながら、

ちょいちょい出てくる化け物。

 

 

残り30分くらいの所でようやく全貌が分かるのだが、

こんなに長いフリ必要だったかな?

 

 

しかも、フリが長かった割に、

最後は化け物が風船食べて、

風船が化け物の中で破裂して消滅するという呆気なさ。

 

 

ますます、こんなにダラダラやることあったか?

 

と、モヤモヤしっぱなしだった。

 

 

化け物は円盤の底に口があって、

しっぽの無いエイみたいな形で空を飛んでいる。

 

その口から掃除機みたいに吸い込んで捕食する。

 

かと思ったら、

ラストでは蘭の花のような形状にいつのまにか変化していた。

 

それ見た時、古いゲームだが、

RPGゲームの傑作「天外魔境2」の暗黒ランかと思った。

 

 

 

が、なんかしっくり来ない。

 

 

神秘的なデザインなんだけど、

このデザインを好きになれなかった。

 

円盤にデカい目ん玉をつけるだけで十分凶悪さは出たと思う。

 

途中に出てくる猿のコーディの方がよっぽど怖かった。

 

 

なのでこれ、

2時間ではなく、

 

30分でお猿のコーディ

45分で空飛ぶ円盤

 

の2部構成にして、

75分くらいの内容にすれば良かった気がした。

 

先日見た「ビースト」の選択と集中が素晴らしかったので、

同じようにそれが出来ていればもっと楽しめたと思う。

 

ダラダラやった割には中身が薄く、

満足感は低かった。