フリーターの定義と不景気の相関
内閣府が発表した『平成20年版青少年白書』によると、フリーターは近年減少傾向にあるものの、25歳~..........≪続きを読む≫
フリーターという造語ができたばかりの頃、フリーターとは、目標とする職業があるけれど、今はそれで経済的に自立できないのでアルバイトをしている人の就業形態をさしていました。
例えば、アーティスト、音楽家、役者、または起業中だけれども収入がない人などが目標のためにアルバイトでしのいでいる、謂わばフリーランサーとアルバイト生活の掛け持ちがフリーターという定義でした。
恐らく、発祥はリクルートあたりが作った造語だと思います。
一度、フリーターとフリーランサーの違いを分からないキャリアカウンセラーもどきに遭遇して驚きました。
ニート(NEET)に関してもちゃんとした言葉の定義を捉えていない人がいます。
こんなに言葉の定義を正確に捉えずに、他人様のキャリアをとやかく言う日本という国は、少し問題があると思います。
例えば、職業を転々とする人の働き方も否定的ですが、もう少しだけ肯定的に捉えてもいいかと思います。
ましてや、人間関係で職を移る人が多いですが、仕事の悩みで一番多いのは人間関係だと言われています。
また、人材マネージメントが学問でもあるように、人間の扱いがそれほど簡単なことではない訳です。
人材マネジメントをまっとうに行っていない会社だってまだまだ沢山あります。
そんな会社で長年勤めるのは、並大抵の努力ではありません。
こんな感じで、他人様のキャリアをとやかく言い出した結果、負け組み・勝ち組などと言い出す下衆な族(やから)までが出てきて、その言葉までもがまかり通っています。
格差社会という言葉だって、そうです。
自由主義経済の中で格差のない方がおかしな社会ですし、その弱者をどう支援するかが課題な訳で、格差自体が問題な訳ではありません。
格差が問題ならば、自由主義経済の失敗を認めるべきです。
自由民主主義も社会民主主義も共産主義も、どれもが完全無欠ではありません。
どんな社会でも他人のキャリアをネガティブに言うような社会では、不景気にもなります。
なぜなら、英語のディプレッションの訳語が「鬱」と同時に「不景気・不況」なのは、どちらも「気」の問題だからです。
キャリアアップなどというインチキな造語まで作られて、仕舞いにはその対義語をキャリアダウンなどと言い出す始末です。
だいたい、英語にCareer upなんて言葉が存在しません。
もう、他人のキャリアをとやかくいうようなおかしな定義の言葉を使うなと言いたい。
せめて、まっとうな定義でその言葉を使って下さい。