版下とアドビ
その昔、印刷物の制作では版下や写植なるものが必要でした。
私がまだ20代の頃に担当していた広告主は、原稿の修正や訂正が多くて
この版下や写植の修正作業も膨大な量でした。
そこで、当時のとある協力会社である版下会社の人間から
「今度、直しがあったら、もうやらねーぞ!」などと罵倒されたものです。
そう、私がお客さんにも拘らずです。トホホ。。
大体、この会社には営業がいないから、
原稿を持ち込んだ入り、原稿の納品だって、お客の私が代行してるのに・・・。
それに、修正があれば修正分の料金だって売り上げに繋がるのに。
そして、時は流れ、アドビがイラストレーターやフォトショップなるソフトを開発してくれたお陰で、
版下や写植の必要がなくなりました。
最近は、グラフィックデザイナーがMacでのフィニッシュ作業のオペレーターも兼任することも多く、
デザイナーの仕事が少し増えましたが、お陰で精度の高いフィニッシュも可能となりました。
そして、勿論、版下会社など必要がなくなり、
かつての版下会社もMacでのフィニッシュ作業を請け負う会社へと移行したものの
版下会社時代ほどの仕事もきっとないのではないかと思います。
もしかすると、私を罵倒した版下会社のフィニッシャーや写植のオペレーターたちは
首を吊っているかも知れません。
結局、下請けの会社は、常に自律的な仕事を目指さないとこんなことにもなります。
お客様を罵倒するなんて論外です。
だいいち、私は下請けなんて思ったこともなかったし、言いませんでした。
協力会社と呼んでいました。
結局、協力的じゃなかったので、単なる下請けに過ぎませんでしたが・・・。
ところで、急に何でこんなことを思い出して、ブログにアップしたんだろう?

