遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
2月で開業して丸9年になり、つまりこのブログ書き始めて9年になります。
早いですねぇ(しみじみ)
そんな歯医者の近況報告です。
100万円の支援金
私は、
・ユニットごとの口腔外バキューム
・患者ごと交換滅菌できる数のハンドピース(タービンコントラ)
・いぬき前から使っていた(また使えてたけど古かった)オートクレーブ滅菌器の新調
・加湿器や空気清浄機
・+クローブマスクアルコールなど
に使いましたよ。
※加湿器はこれ買いましたが象印の湯沸かしポットがそのまま加湿してくれる感じで湯気が優しく暖かいです。超オススメです!
9年間ほとんど医院に再投資してなかったので、これを機に全て設備整備に使いました。
おかげでずいぶん仕事がやりやすくなりましたよ。
やっぱり適度な再投資はやったほうがいいなぁと心から思いましたね。
措置法第26条の呪縛から逃れたいです(笑)
パートのみで日曜休診へ
7年勤めた助手社員がこの制度で地元に帰って衛生士学校に進学するため退社したので、これを機に9年間やってきた日曜診療をやめてパートだけで回す歯科医院を試してます。
平日昼はすぐ見つかるんですが、夕方〜夜と土曜がなかなか見つからないですねぇ。
春休みの間は毎日働きたい、という大学生がきてくれて3月まではなんとか確保できましたけどね。
でも全てパートというのは精神衛生上すごくいいですね!
午前と午後で入れ替わるので密にならないし、人が変わるのでこちらも気分転換になるし(笑)
時給が全てなのでこちらも「社員ならこれぐらい自主的にやれよ」みたいな負の感情が起きないし(笑)
万が一コロナとかで診療中断の事態になっても心理的経済的負担がないし。
「受付会計と片付け器具洗いだけしてもらえれば回るシステム」に再構築して未経験でも簡単に1週間で覚えられる仕事内容にすればシフトもそのうちうまく回るだろうと楽天的に考えてます。
うちの規模だと、パートだけが最適解かもですね。
最近読んだ本
元日本マイクロソフト代表取締役社長の成毛さんの未来予想本、面白かったです。
これはひふみ投信でお馴染みの藤野英人さんの書評をFBで読んで購入しました。
こちら
↓
この本は投資とか経済とかそういうのに興味がない人もぜひ全員読んで欲しい。
ここに書いてあることは未来予測と書いてあるけど、予測というよりはもはや未来に起こる「事実」が書いてある。
実は未来の予測って来年とか再来年くらいが一番むずかしい。3年後なんてとてもむずかしい。でも5年後くらいからだんだんやさしくなって10年先くらいになると相当わかる。
超目先のことと超未来のことはほぼ論理的にわかる(予測できる)ことが多い。短期的には非常に変動が高いけど、長期になると相当変動率が収斂されて相当当たるわけ。まあこれって確率ってそういうものだから。大震災が30年後に95%の確率でおきるというならば、30年後までには確実に起きる。ただいつがわからないだけだ。
献本をいただいて読んだけど、著者は明確にわかることととわからないこと(変動が大きすぎて予測でないこと)を明確にわけている。知らんことは知らんと言っている。現在の事象をしっかり見ればほぼ確実にわかることに焦点を絞っている。わからないところを予測しても仕方がない。ほぼ予測できるところにしっかりベクトルを向けていたら、あとは健康でそのベクトルの範囲内の中で正しく努力をしていれば、未来は明るい。
ここに書いてあることをちゃんと信じて、目先の変動に対してはなんとか対処しながら、その方向にしっかりと自分の行動や資産の方向性や仕事の向けるべきエネルギーなどの焦点をぴたっと当てられるかがもっと大事なんだよね。
読んで面白かったというだけでなくて、ちゃんとアクションできること。
変な儲け話よりもこの本の中にお金が落ちているようなものなので、この本ははっきり言って安い本だよ。でも実際には20年先についてしっかりと焦点を当てることはなかなかできないんだよね。
そういう意味では成毛さんはめちゃくちゃお人好しだ。この本は売れると思うけど、本の印税なんて大したことはない。成毛さんがそもそも事業や投資から得られる利益から考えると誤差みたいなものだ。それは私も著者だからわかる。
ほら、こうすればいいよ、明確にわかるよとちゃんと書いてある。ここに書いてあることはほぼ100%合意できる。だって今を見ていれば確実にわかることしか書いてないから。なので私は成毛さんのこの本に違和感はほぼない。わたしが2040年について書いたらほぼ8割同じ内容を書いたと思う。おそらく違いの2割は若干の興味関心の違いだけ。