今日からは、是非、食事を見直して欲しい中でも一番の大豆に関しての復習です。


「大豆17の利益」


つい最近まで、アメリカでは家畜の餌でしかなかった大豆が、今や日本食ブームの立役者、皮肉なことです。

大豆は昔から「畑の牛肉」と言われるほど、たんぱく質をふんだんに含んでいます。

心筋梗塞や脳卒中などの血管と血液が関係した成人病には特に大豆食品が有効だそうです。

前回書き込んだ「和食革命」のなかに、「大豆17の利益」が書かれています。わたしなりの言葉で、転載しますね。


第一の利益=牛肉より優れている大豆。

大豆は動物性たんぱく質並みのアミノ酸バランスを持っているそうです。その上に、たんぱく質の含有量は牛肉の2倍、ビタミンB1は8倍、B2は3倍も多いのだそうです。

加えてカルシウム、鉄分、カリウムなど、貴女の美しさに必要なミネラルも大豆のほうが圧倒的に多いのです。


第二の利益=血管をしなやかにする大豆

日本人の死亡順位の上位は癌、脳卒中、心臓病となっています。

脳卒中と心臓病はどちらも血液と血管がその原因です。

大豆にはその血液をきれいにさらさらにし、血管壁を強化するという二つの働きをする成分が含まれているそうです。

リノール酸、レシチン、そしてタンパク質です。


第三の利益=大豆には頭脳を強化する作用がある。

人間の脳細胞はおよそ140億個。

しかしそれも使わないと毎日減り、20歳も半ばを過ぎると、一日10万個も死んでいくそうです。

わたしは今、いくつ残っているんでしょう、トホホ。

大豆に含まれているレシチンは頭脳に重要なアセチル・コリンの原料になり、ボケの予防や、記憶力の維持に効果があるそうです。

マインドビューティーを有効にするためには、頭脳の活性化は必須です。動物性の脂肪は出来るだけ控えて、大豆などの植物性脂を摂ってくださいね。


第四の利益=大豆には必須脂肪酸が多く含まれている。

大豆の脂肪分の中にはリノール酸、リノレン酸、アラキド酸などの必須脂肪酸が大量に含まれています。

これらが、毛細血管の強化、血液の浄化、そして皮膚病の予防にも役立っています。

これは毎日食べないと身体に取り込めないものなのです。

ですから、毎日食卓に大豆食品を、というわけですね。


第五の利益=血管内のコレステロールを洗い流すリノール酸。

コレステロールには善玉と悪玉があることは、もうご存知ですね。

コレステロールのすべてが悪いのではありません。コレステロール自体は身体の細胞を作る物質として人間にはなくてはならないものなんです。

でもその中の一部が悪さを働きます。これが悪玉コレステロール。

そしてこれを排除してしまうのが、大豆に大量に含まれる、リノール酸なんです。


第六の利益=大腸ガンを予防する大豆繊維。

ダイエタリーファイバーと呼ばれる食物繊維には、大腸内の食べ物のカスを掃除する作用があります。この掃除をしないと、カスが大腸内にたまり、有毒物質や発ガン物質を濃縮した形で吸収してしまい、便秘のもとを作り、最後には最近日本人に非常に多く見られる大腸ガンを育ててしまうことになるのですね。

そしてこの掃除をしてくれるのが、大豆食品なんです。またこの繊維質にはもっと重要な問題も含まれています。

繊維質と砂糖との摂取量は反比例の関係にあると言われています。

つまり、繊維質を十分に摂らないと、身体が何故か、砂糖のような甘いものを摂りたがるのですね。

不思議です。まだまだ身体の機能にはわたしたちの知らないことが沢山ありそうです。


第七の利益=精子の原料となる大豆アルギニン。

大豆には男性の精子の六十%を占めるアルギニンというアミノ酸が大量に含まれているそうです。

かの徳川家康さんは七十五才で亡くなるまでになんと、十六人の子供を作ったそうですが、どうもその絶倫の秘密は豆味噌の常食だったと後世言われています。

最近の若者たちの生殖能力には様々な問題があるようですが、味噌を常食しない現代の食生活にも問題がありそうですね。


第八の利益=貧血体質を根本から治す大豆。

貧血の大部分は鉄分の不足と言われていますが、その鉄分をたくさん含んでいるのが、大豆です。

特に女性の三十%は鉄分不足との統計もあります。

そのため、顔色が青白く不健康に見えて、マインドビューティー以前の問題になりそうです。

美の大敵は、実は貧血なんてこともあるのです。もっとも貧血は鉄分の不足だけが原因ではありません。一般には栄養のバランスが大きな原因と言われています。

野菜、海藻、果物、そして高タンパク食品、極め付けが、大豆なんです。

大豆さんとはもっともっと毎日の食生活の中で、仲良くしたいものです。