ここ数年、癒しの音楽が賑わっているようです。

クラシックでは、特にモーツアルトでしょうか、個人的にはベートーベンはどうも暗い波動で、苦手です。


免疫学の大家、安保徹教授がその著書「免疫進化論」(河出書房新社)の中で、

「超音波領域の音は、耳から入るだけでなく、からだを振動させることで私たちに感動を伝えているようである。」

とお書きになってます。

わたしの大好きなモンゴルのホーミーのことや、モーツアルトの曲、そして、最近の歌手として、松任谷由美さん、中島みゆきさんの名前があがっていました。

古くは弘田三枝子と書かれていましたが、

先生、わたしは、まだまだ現役ですよ(苦笑)。でも、名前が挙がるだけでも、光栄です。

それはさておいて、良い音楽を良いスピーカーで聴くと、心が癒され、癌組織の自然退縮に入るのだそうです。


わたしは自分が歌っている様々な分野の中で、一番癒しの要素が強いと思うのは、実はポップスなんです。胸がきゅんとする当時のメロディ、そして歌詞を聴くと、癒される感じがとてもします。

ジャズの分野は、どうも少し寂しく、悲しい要素が強いように思います。

もっとも、わたしの最近のアルバム「JAZZING」などでは、極力そのような要素は少なくしておりますが、如何でしょう。

R&Bでも、ビヨンセや、アギレラを聴いても、上手いな、と感動しますが、どうも歓喜しません。


ある方が、癒しは歓喜から生まれるとおっしゃっていましたが、同感です。大いなる喜びの中にこそ癒しはあるように思います。

人は歓喜すれば癒されるのですね。

音楽の世界でも同様です。

ですから巷間のリラックスを目指したヒーリングミュージックよりも、一緒に歓喜できる音楽が本当の癒しなのではないかと、最近は思うのです。

ローリン・ヒル、この方の歌は歓喜します。

前に、彼女の歌を聴きながら一人で部屋の中で踊っていたとき、とても可愛い、ギンガムチェックの洋服を着た、小さな女の子の妖精が出てきたのには、驚きました。

もちろん本当のことですが、信じられます?