「きれい」っていう言葉には女性の願望がこめられているような気がします。美しい、きれい、ステキ、どう言い換えても、こう呼ばれることが女性の憧れではないでしょうか。 

でもその基準となると、ちょっと見当がつきません。

いったい、きれい、美しいってどんなことなんでしょう。

もちろん、貴女は美しくなろう、または、美しくなるための第一歩として、痩せたい願望のために今これを読んでいるのでしょう。

でもだからこそ、今ここで、もう一度、本当に美しい、きれい、ステキっていうことを確認してみたいのです。

結論から言ってしまうと、美しいも、きれいも、ステキも、全部全部、他人の評価なんですね。自分がいくら大声で「私はきれいよ」って言ってみたって、周りが全くそれを認めなかったら、これは犬の遠吠えみたいなもの、ですものね。

しかし、反面、美の基準は古今東西、歴史の推移とともに、様々な変化を見せてもいます。

ある時期には、ふっくらした丸顔、いわゆるおかめちゃんが美人でした。

またある時期には小枝みたいに痩せた足のツイギーちゃんが美人でした。ちょっと古いですね。

最近はジェニファーロペスのようなラテン系のちょっとマッスルな感じが美人のようです。日本でもここ最近は、昔の女優さんのような絶世の美女よりも、ごくごく普通の顔が美人の基準になりつつありますね。

ここで大切なことは、美人の基準なんて、本当にあるのかどうなのか、貴女が知ることなのです。

美しいも、きれいも、ステキも、それらを含めていったい、それは何なのでしょう。

ある男性に言わせると「僕が美人だと思うのは、どちらかというと、静かで品のある女性だな」

などと、容姿には全く関係の無いことをおっしゃいます。

もうこうなっちゃうと、何が美人で、何がきれいで、何がステキなのか、さっぱりわかりませんね。

思えば、美人も、きれいも、ステキも、男たちの、いや、世間の勝手な思い込みのようにも思えます。さてさて、何が、きれいの基準なんでしょう。