彼女はあれから不機嫌そうに、毎日過ごしている。


あの声が好きだけど、いつだって残してはくれない とぼやいていた。




あー、お昼食べてたんだよ…!察してよ。
と、言った彼女は見えない何かに怯えているようだった。

その中身が大事な事。一番現実で、一番残酷だった。
きっと、彼女の勘は当たっている。私もそうだと思った。



確かめなければならない事が沢山あって、一歩踏み出せずに居る彼女をみていると、いつかこの関係が終わってしまうのがイヤで、先延ばしにしているように思える。




いつだって、するりと抜けていくモノを横目で見送る。


あの人は私の情けない事実を知ってるから、もう繕うこともない。

と言っていた。


彼女は、その先に進めるのだろうか?

先延ばしの期限も迫っている。


現実を知った時に、どれだけ悲しむのか分かっているから、進めないんだろう。