ちょっとした事を、耳にした。


それを聞いて、物凄いスピードで不安が襲ってくる。


傷つくのが、怖いんだ。

『実は、ちゃんと彼女居るんだよ』

って、現実がやってきたら、あたしは「やっぱり、そうだよね。居ないはずないよねっ」と、言えるのだろうか?



去年の今頃は彼女は居なかった。

去年の話で、一年も前の話。


その現実問題を、‘今も居ないはず’の憶測で片付けてしまってた。
一番、重要な所なのに。


バカ?あたし…。


それに気付くと、グワァーって胸が痛くなった。


あたしは、現実を避けて、恋に恋してるだけみたいじゃん。

ぽっかり、穴が空く。