同期の女の子が結婚した。

最近ご招待されることが増えたけれど、

その時々で感じることが違ったりして、結構面白い。



今回はアイドル顔のかわいらしい女の子。

笑顔が周りを明るくしてくれる子。


いろいろ比較したところで

何が私たちをあんな気持ちにさせるのか、

正解はわからないんだけど、

とにかく楽しい披露宴と二次会だった。




そんな披露宴と二次会の間に

同じく同期女子とファミレスに行ったんだけど、

仙人みたいなおばあちゃんに会った。



トイレの個室から出てきたおばあちゃんは

ワンピース姿の私を見て

まずは御自らの年齢を明かし、

自らが辿り着いた「悟り」をとうとうと語り、

これだけは覚えておくのよと言い残し、

去って行ってしまった。


トイレでて、その辺見たんだけどもうおばあちゃんいなくて・・・

何のめぐりあわせだろう・・・ほんとに仙人みたいなおばあちゃんだった。

えと、

話の内容だけじゃなくて、見た目も、ね

先月末に見たDVD。



「誰も守ってくれない」


殺人事件を起こした兄を持つ妹を通して、

人は守りたいものがあっても守りきれない、

逆に守ってももらえないっていうジレンマを浮かび上がらせる。


妹役の志田未来は、兄が出していたSOSを感じていたにも関わらず、

救ってあげられなかったがゆえに殺人事件にまで発達してしまったのだという苦しみを抱える。


殺人を犯した家族を、世間やマスコミから守るという大義名分を持つ警察も、

結局その家族を守りきることはできず、母親は自殺という選択をする。


彼女を守る役目を担わされた佐藤浩市は、

その立場がゆえに危険にさらされた自らの家族を守ることはできず、

志田未来の保護に明け暮れる。


そんな風に、登場人物それぞれの「守りたいもの」「守れないもの」「守れなかったもの」が次々に浮かび上がって、

その一方通行な様子にやりきれない気持ちになる。

「誰も守ってくれないんだ」

その台詞は、そんな一方通行な状況から出た言葉なんだろう。



ところで、ネット、恐ろしい。

この作品の随所に出てくるんだけど、

「犯人の妹の情報求む」

なんて呼びかけると、個人情報がうわーっと流出する。

それだけじゃなく、

「ころせー!!」

「そんなやつ生かしておくな」

「今、どこにいるんだ?」

そんな書き込みがどっさりされる。

どんどん人々のボルテージは上がって、

感情が危険な方向に流れだしていく。


フランス革命を思い出して、

大衆心理って恐ろしいものだと思った。

被害者の遺族の気持ちを考えると、

加害者の家族に対しても穏やかではいられないっていうのはわかる。

だけど、

だからといって加害者の家族を被害者にしていいわけではない。



そうそう、

犯罪者の犯罪性は遺伝するから

家族だって犯罪を犯す可能性があるから危険、

っていう考え方もあるらしい。

映画の中で、そんな台詞がふっと出てきた。


ふーん、っては思うけど、

私はそうは思わないし、その考え方は全く好きじゃない。

というか、受け入れられない。


この違和感は、今月見たもう一本のDVDでも引き継がれる話題です。

似た感情を抱く部分のある作品に、続けて出会ったようです。

不思議なご縁。

紹介はまた今度・・・ぐぅぐぅ



東野圭吾作。


東野圭吾の作品は、

「容疑者Xの献身」とか

「ガリレオ」とか

メディアで見るようになって気になるようになった。

書店でも目につく位置に積まれている。



血のつながらない息子と、妻との家庭。

なんとなく家族との関係・・・というよりは

家庭生活がぎくしゃくして、愛人もいる夫は

息子の受験勉強合宿ってやつに参加するんだけど

参加している家族たちの異様な雰囲気に疑問を感じる。

そんな中で突然起きた殺人事件。

それを隠そうとする親たちの奇妙な連帯感に夫ははたまた疑問を感じ、

その謎を解き明かしていく。


この小説の面白いところは

誰一人として心象の描写がないこと。

たとえば

「疑問に思った」「寂しく感じた」

なんていう、単純な描写はない。

動きとか、言葉とかそういうところから読者が感じることなのだ。

だから、客観的な視点じゃなく、主人公の夫の視点から、

「謎」を解き明かしていける面白さがある。




小説の終末になっても結局真実は明かされないんだけど、

なんとなく「こうなんだろうな」って思った時に感じたこと。


大人はいつの間にかいろんなことをめんどくさく考えるようになって、

子供の頃に自分も持ってたはずの単純さ、素直さを忘れる。


そして、

「子供は意外といろんなことを知ってるもんだ。」

「意外と考えてるもんだ」

なんて、以前は自分だって子供だったことさえ忘れて、

わかったような言葉で思考を縛ってしまう。

そして、大人の自分が思う「子供」像を描くことで

実際の「子供」から離れてしまったりする。


子供は敏感で、感じ取ってることはいっぱいあって

そしてそれを素直に表現してる。

難しい言葉を使う技術とか、

回り道する方法とか、

複雑に表現するスキルとかはないから、

だからその言葉や表情、動きをちゃんと観察することで、

案外簡単に思いに辿り着けるのかもしれない。