大人がどういう態度で子供に接するのか・・、親である以上、永遠のテーマだと思う。
去年の話だけれど、親が子供を叱るときにどうするのか、という、公的な所が発行しているパンフレットをもらった。そこには「子供を叱るとき、大きい声を出したり、脅すような態度をとってはいけない、子供が納得するように、静かに話しかけるのが良い。子供が納得せずに、ただ、怖いから、という理由で叱られた事をしなくなると、反動が来る」という内容だった。
私はその時、まだチビトラがあまり困った行動をしなかったから、叱る事もたいしてなくて、「ふ~ん、そんなもんかな」と思っていた。
その後、少しずついたずらもするようになり、我儘も出て来、叱る事も出てきたときに、時々そのパンフレットを思い出して、なるべく威圧的な態度はとらないようにしてきた。
今、私の、飽くまで個人的な意見だけれど、そのパンフレットは、間違っているのではないか・・??と思う・・。
子供が何か悪い事をした時、例えば、ほかの子に暴力をふるう、本人にとって危ない事をわざとする、人の大事にしているものを、そうと知っていて傷つける、というような事をした時、大人は、それが悪いことである、と子供に伝える責任があるんじゃないだろうか・・。
もう色々な経験を積んで、言葉もしっかりわかる大人ならともかくとして、子供に、穏やかな態度でとうとうと説得したところで、それが、いけない事だ、してはいけない、という事が伝わるだろうか?
自分が子どもだった頃を思い返しても、私はその人の言葉よりも、表情や声色、雰囲気をよみとって、善し悪しを判断していたように思う。大人が怖い顔をして怒鳴れば一発で「あ、これはいけない事だ、止めたほうがよさそうだ」と感じたし、相手が穏やかならば、「あ、これは許される事だ、大丈夫だ」と思っていた。
実際、そうやって、怖い顔や声色、威圧的な態度を作って子供を叱るのはすごくエネルギーのいる事だし、穏やかに接していてなんでもわかってくれるのならば、本当にどれだけ楽だろう、と思う。
今回、こんなことをしみじみ考えたのは、私はチビトラが生まれてからほとんどずっと、夫と自分二人だけでチビトラを育ててきた。でも、今回実家に長期間居てみて、いろんな人の違う子供との関わり方を見て、その中で考えさせられる事が本当に多かったから。
どうも、私の家の人々は、子供が悪い事をした時には比較的抑え目で説得型で正しく導こうとし、子供が何かするべき事、例えば片づけ等をしない時は、逆に強い口調でするように即す、という育て方をしがちだ。
・・・このやり方は、逆効果なんじゃないかな、というのが見ていた感想。
誰だって、悪い事をしても罰がなかったら図に乗るし、やるべきことと分かっていても、その事にかかわる度にいやな思いをすれば、やる気がなくなってしまう。さらに、子供は言葉がよくわかっていないので、態度で示してあげないと、混乱してしまう。
良く、躾を厳しく、という言葉を良く聞くけれど、だからって厳しい言葉や態度を使っても、子供は正しい行動を喜んではしない。大人が工夫をして、それを楽しくできるように環境を作ってあげるべきなんじゃないだろうか。
・・・もちろん、私だって偉そうにこんな事を書いていたって、いつもそんな風に実行できてるわけじゃない。ただ、今回本当に人の子育てを間近で見ていて、この事を強く感じたので自分への戒めに書いておいて、できるだけ実行したいと思う。
世の中、色んな子育てパンフレットや本があるけれど、ただ盲信してその通りにしていたら、間違ってしまう事もある。大事なのは、自分が何をしているか、子供がそれに対してどうなってるのか、を常に冷静に見極めようと努力することなんじゃないかな。
全然関係ない話になりますが、明後日オーストラリアに帰国です。
帰りたいような、帰りたくないような、複雑な気持ち・・。
今、二カ月も一人になった夫は家族の大切さ、私の存在の重要さに気がついた、ような事を言ってくれるけど、何せ調子のいい人なので・・、私はつい、オーストラリアを発つまでの何カ月かの喧嘩ばっかりしていた日々を思い出して帰るのが怖くなってしまう。結局は、帰ったら又あの繰り返しなんじゃ??それだったら、もういっそこのまま帰らずに、会わない方がいいんじゃ・・??
・・・ま、そういうわけにはいかないので、とにかく帰りますが・・、早く景気が良くなってくれないかな~、も~。
そんなこんななのでした。