“伝え方で人生とビジネスを動かす”
伝え方ブランドプロデューサーのミックです。
このシリーズでは、
私がこれまでに乗り越えてきた
「伝え方で人生が変わった30の壁」
を綴っています。
今日のテーマは
「起業は、ある日突然に・・・」
そんな私のリアルな転機のお話です。
かつて、
私はある司会事務所に所属していました。
ありがたいことに現場もたくさん担当していました。
でも、ある日ふと、
社内を見渡したときに感じた“違和感”。
多くの司会者が、
司会の仕事だけでは食べていけず、
アルバイトや副業をしていたのです。
もちろん、収入が安定してから
複業をするのは自由です。
でも、当時の私はこう思いました。
「“プロ”って、その仕事で食べていける人じゃないの?」
その光景に、私は
ただモヤモヤするだけじゃなくて、
「どうにかしてあげたい」と思うようになっていました。
そこで私は、社内でこう提案します。
「司会スクールを立ち上げませんか?」
自分の経験をもとに、
現場に強い司会者を育てたい。
“ちゃんと仕事になる力”をつけてもらいたい。
そう思って、ほぼボランティアのような形で
私は社内講師としてレッスンを始めました。
すると、
みるみるうちに成果が出始めたんです。
生徒たちが
司会の指名がきたり
仕事が増えたり
本当のプロとして
司会者になっていきました。
「ミック先生のおかげです!」と
いう声も増えて、
私は純粋に嬉しくて、誇らしくて、
夢中でレッスンをしていました。
でも、そんなある日
私のもとに届いたのは、
一通の“謎のメール”。
そこには、
まるでこの中にスパイがいるのか?
誰が動いてるのか?というような
疑心に満ちた文章が並んでいました。
私はショックでした。
だって私は、ただ
「仲間の人生を良くしたい」という想いで
やっていただけなのに…。
私は社長に伝えました。
「私は、純粋な気持ちでやっています。
でも、この環境ではもう無理です」
その時、私は
辞める決意をしました。
とはいえ、
プロとしていただいていた現場は
数ヶ月先までしっかり担当し、
すべて責任をもって務めました。
そして、私が退所することを知った
社内のメンバーたちと、取引先の数名が
こんな言葉を口にしたんです。
「辞めるなら、私もついていきます」
気づけば
私のまわりには8人の仲間が集まっていました。
それが、
私の起業のはじまりでした。
起業って、
自分のやりたいことがあって始める人もいれば、
私のように、
「誰かのために動いた結果」
気づいたら始まっていた、というケースもあります。
そしてきっかけはいつも、
ドラマチックなものじゃなく、
“違和感”や“悔しさ”だったりすることも。
でも、だからこそ
本気で取り組めるし、
“誰かの未来を動かせる仕事”になる。
あの時のメールが、
実は私を経営者へと
押し出してくれたのかもしれません。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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