以前にも書いたことがある気がするが、
かつて熱狂的なさだまさしファンを止めたことがある。
あの時の、悔しさとも切なさとも言えない思いは今も忘れることはできない。
あの時、
何の前触れもなく(いや、有ったのかもしれないが忘れた)、彼のバックバンドである亀山社中が解散し、
コンサートの音が一変した。
マンネリ化したコンサートを一新し、新たな新境地でステージを作り出したい
確かそんな理由だったと思うが、結果としてステージ上の一体感はなくなり、
いつものコンサートを期待していた我々にとっては失望しか感じないコンサートになった。
何より長年一緒にステージを作り上げてきた仲間を切り捨てた彼を信じられなくなった。
しばらく元に戻ることを期待して見守ったが、亀山社中が戻ってくることはなく
私はコンサートに行かなくなり、CDも買わなくなり、
ファンクラブには入ったままだったが会報には殆ど目を通さなくなった。
それでも、
チラチラと横目で見るかのように
テレビに出てくればチャンネルを変えるでもなく見ていたり、
彼の原作の映画に釘付けになって見ていたのは、
自分が信じていた、大好きだった彼の人間性が見誤りではないと信じたかったからと思う。
あれから20年以上を経て、
コンサートには行かないものの、私の中でのさだまさしファンはいつしか復活している。
遡るように聞く、私がファンを辞めていた頃のCDの中の彼は
熱狂的だった頃の彼と少しも変わっていなかった。
20年の空白を、少し後悔するほどに
オオツエさんが、プレミアライブで
信じて見守って欲しい
と言われた時に思い出したのがそのことだった。
だからこそ、
信じたいと思う
見守りたいと思う
応援し続けたいと思う
がんばれ!オオツエさん!