そのまま私は眠ってしまったようだった。
隣であゆが、幸せそうに眠っていた。
目を覚まして、私は何気なく畑へと言ってみた。
畑の手入れがされてないと、ナリが悪い
そう言って、義父が動かない体を必死に動かして手入れしていたのだが、
今や全く手入れができず雑草だらけの畑の中を歩く。
義父の植えていた大根や白菜、キャベツやネギやらが、見事な菜の花を咲かせていた。
自分とこの分だけ野菜作るなんてことでけん
そう言って、いろんな野菜を作っては、私達や近所の人たちに配ることを楽しみにしていた義父。
こんなにしちゃって、ごめんね
そう心でつぶやきながら、畑の端まで来た時だった。
えんどう豆が、見事にたくさんの実を付けていた。
はちきれんばかりのその実を見て、ふと義母と一緒に皮むきをしたり貰った豆で豆ご飯を作ったりしたことを思い出した。
久しぶりに豆ご飯しようかな
義父の作った野菜を食べるのは、多分これが最後だなあ・・・
カゴを取りに戻り、育った豆を収穫し、皮をむく。
そういえば、結婚当初、このえんどう豆でえらい思いしたなー
私は、さやが食べられないえんどうの存在を知らず、見た目が全く同じなそれがなぜ2カゴに分かれているのかも気付かず、妙な顔をしている義母を傍目に見ながら一緒に煮物にしてしまい、
やたらすじっぽく口の中に残る豆を口にして、呆然としたのだった・・・
その私を見て、義母は豪快に笑っていた。
そんなことを懐かしく思い出しながら作業をした。
ごめんね、お姉さんとやっちゃったよ・・・
そう心の中で義母に謝ってみた。
あのコも、気イ強いからなー
苦笑交じりの義母の声が、聞こえた気がした・・・・