まずはホビーバイクのバランスモードで
歩く、曲がる。
コツはハイハイから歩き出した時と同じ。
子どもの前数メートルに立って
「おいでおいで~♩」
子どもが近づくので後ろに下がる。
四角いコースを作っておいて
後ろに下がりながら曲がれば
子どもはついてきます。
それを4回繰り返せばちょうど1周。
ハンドルの使い方を教えなくても
自然と曲がり方を覚えます。
2、3周回れば、1人でも回れます。
初めはよちよちかもしれないですが
子どもは上達早いですよ。
10分も遊べば、見違えるほど。
ただし
子どもは飽きるのも早い(笑)
そこで
「パパに追いつけるかな??」
「まて~~!!」
と鬼ごっこや競争すると
走り出します。
そうやって自分で操れるようになると
子どもも面白くなってくる。
周回コースに慣れたら
線を引いて
「ここで止まれるかな??」
とブレーキを教えます。
初めは足で止まり、次はブレーキレバーを覚えてもらいます。
こうして遊びながら
走る、曲がる、止まるを身につけていきます。
何人かで遊んでいると
見よう見まねで覚えるんですが、
子どもを一人で跨がせて
「ほら、歩いてごらん」といっても
なかなかイメージが湧きません。
子どもの後ろについていても
どっちに進めばいいのかわかりません。
だから
子どもの前に立って
「おいでおいで♩」して下さい。
パパママが思っている目安よりも早く
バランスモードで走りながら、左右に曲がれるようになればOK
一部でぴょーん、ぴょーんと両足を上げるよう言われてますが
その必要はありません。
ペットボトル2本立てて
右に左にと8の字でぐるぐる走り回れれば、
左右ともバランスが取れている証拠!!
ただし、バランスモードで長く遊ぶことは
面白くもあり、脚力を鍛えるので
楽しんで遊んでいるお子さんにすぐにペダルをつける必要もありません。
ペダルなしも、自転車としても
楽しく遊びながら、家族のいい思い出ができ
いつの間にか自転車に乗れていた‥
というのが1番お薦めです。
次はペダルを回す練習。
今度はバランスを気にせず、ペダルを回すことに集中できるように
ハンドルをかるく支えます。
お子さんの後ろから両手でハンドルを支えたり
片手をかるく腰にあてて
そして、右、左、右、左と足の動きに合わせて声をかけ
交互にペダルを踏むと前に進むことを
身体で覚えてもらいます。
初めは、右を踏むと左足にペダルが当たってしまうことが
なかなか理解できません。
脳は構造上、間違えながら出来る方法を見つけていくので
それが普通。それが身体で覚えるということ。
初めはできなそうで、
ほんの5分、10分繰り返すとすぐに上達するので
パパママ、いっしょに繰り返してみて下さいね。
3、4歳のお子さんにとって
ペダルを回すことの意味が口で説明してもわかりにくいので
パパママの自転車のペダルを回すのを見せたり
周りの子が自転車に載っているのを見せると早く伝わります。
右、左、右、左と数回回せるようになったら
1、2、3、4、5、6と回数を数えて
10回回せるかな?
20回回せるかな??
と回数を増やすことを目標にしてあげると子どもは集中できます。
「前向いてね!」
と進む方向を向くように声をかけて下さい。
踏むような癖をつけてあげると
初めの乗り出しが早くできるようになります。
もうスピードも出せます。
ちょうどいい頃合いで
すっと、ハンドルを支えている手を離すと
「(自転車に)乗れたーー!!!」
一度、自力で前に進めると子どもは夢中になるので
乗り始めだけハンドルを支えて
周囲に激突しないように見守っていればOK
「倒れないように‥」と心配して、ずっと支えているのは、
却ってお子さんのバランス感覚を削いでしまうので
控えて下さいね。
「自分で起きれるかな??」
と声をかけると、わりと自力で起きれます。
自分でできると自信がつくので
お子さんを信頼してあげて下さいね。
お子さんを支える時は
サドルではなく、腰のちょっと上。
そこは左右に腎臓があって
そっと触れていてあげると
お子さんは安心します。
物理的に支えるより
やり遂げられるよう
こころを支えてあげましょう。
右足をぐっと踏み込む。
2)左足をペダルに載せて、右足で蹴って前に進む練習を
何周かした後で右足をペダルにのせてこぐ。
子どもが好きな方でやってみて下さい。
今回はパパママが手伝って30分で自転車に乗れる方法ですが
ホビーバイクは3歳から自転車に簡単に乗れるように設計してあるので
子どものペースで遊ばせ、ペダルの回し方などいくつかの要点だけ教えれば
パパママは手を出さなくても
かなり早く乗れるようになります。
例えば、妊娠中のママでも大丈夫。
周囲の安全だけ気をつければOK
転んでも自分で立ち上がれるので
いつの間にか、乗れてた~!!
という話もたくさんあります。
実際の30分で乗れる自転車スクールの様子はこちら。