Junsu side・・・

あの日からチャンミンの様子がおかしい・・・。
恋について聞いて来たあの日から、
時折何か考え込んでいるように固まっている事がある。
「チャンミン・・・チャンミン!!!」
「えっ・・あぁ、はい。」
「また固まってたよ。
なんか調子でも悪いの?」
「い、いえ・・・大丈夫です・・。」
こんな事がこの何日かで何回あったか分からない。
なのに、何回聞いても大丈夫を連発するチャンミン。
僕はいよいよ心配になって、
しかるべき所に相談する事にした。
家ではチャンミンがいるので、
会社で仕事の合間を見計らって携帯の電話帳を開くと、
一番かけたくない相手に仕方なくダイヤルする。
ープルルルル・・・ー
あの日から、
一度も使わなかったこの番号。
引取って欲しいと、初めて電話した時から、
まだひと月も経っていないのに、
今ではもう引取って欲しいとは思ってない。
人の気持ちなんて不安定で、簡単に変わるもの・・・
って、違う違う!!
これはチャンミンのためとかじゃなくて・・・!!
もし途中で実験中止とかになったら
きっと世の中のいろんな人が・・・
困る・・・から・・・・・
『もしもし。』
言い訳の途中で電話が繋がって焦る。
「あ、ああ、あの!!キム・ジュンスです・・けど・・・」
『ああ!!ジュンスさん!お元気でしたか?』
その明るい声で、電話に出たのがユチョンだと分かる。
「ええ・・・はい、僕は元気なんです・・けど・・・」
『どうしました?』
「チャンミンが・・・」
僕はチャンミンが最近調子が良くない事を話した。
でも、なんとなく、
僕の小説を読んでおかしくなったとは言わなかった。
だって、関係ないかもしれないし・・・。
『なるほど・・・ちょっとまってくださいね・・・』
そう言うと、電話の向こうで、
カチャカチャとキーボードを叩く音が聞こえた。
音からしてかなりのスピードで打っている事が分かる。
ユノ先輩より早いかも・・・
なんて事を考えていると、
電話口の向こうでユチョンの声が聞こえた。
『ジュンスさん、お待たせしました。
大丈夫です、チャンミンは正常です。』
「えっ・・・で、でも・・・」
『人間でも風邪を引く事があるでしょう?
そんなようなものです。
あ、だからといって、風邪薬はやめてくださいね!
風邪を引いているわけじゃないので・・・』
そう言ってユチョンは一人でふふふっ、と笑った。
何が楽しいのかわからないけど、
僕がチャンミンに風邪薬を呑ませようと思ったのは事実。
「は・・・はい・・・。」
『また何か変わった事があったら連絡してください。
今は正常ですから。
では。』
そう言ってユチョンはまた一方的に電話を切った。
マイペース過ぎるなこの人・・・
でも・・・ま、博士が正常だって言うんだから、
大丈夫なんだろう・・・。
僕は自分でも気付かないうちに、
電話を握る手にものすごい汗をかいていた事に気がついて、
慌ててズボンで拭く。
・・・
良かった・・・
なんだか安心して、僕は仕事に戻るべく
携帯をズボンのポケットにしまった。
to be Continued・・・

