Junsu side・・・

『先ほどは失礼しました。
はじめまして、キム・ジェジュンです。』
キム・・・ジェジュン・・・・
僕はまた頭の中で冊子の名前を思い浮かべる。
記憶が正しければ、
さっきのユチョンと、この人が
チャンミンを作った事になっていたはずだ。
『すみません。驚きましたよね、突然こんな事になって。』
電話の向こうのジェジュンは言った。
「あ・・当たり前じゃないですか!
一体なんなんですか・・!!」
『さっきのユチョンの話、あれは強ち嘘ではありません。
チャンミンが完成すれば、
きっと色々な人を救う事が出来ます。』
・・・。
僕はチャンミンが様々な所で働いているのを想像した。
てきぱきと仕事をこなす姿が浮かぶ。
確かに・・・
会社に一人欲しいかも・・・
なんて考えが浮かんで、慌てて電話口で首を振る。
「それはそうかも、しれない・・ですけど・・・っ!!
なんで僕なんですか・・!!
困ります・・・!!」
『ジュンスさん、私たちは日常生活で、
チャンミンがどのように変化するのか知りたいんです。
この調査をするにあたって、失礼ですがジュンスさん、
貴方の生活を調べさせて頂きました。』
「なっ・・・・!!???」
嘘・・嘘だろ・・・!?
そんなの聞いてない!!!
『平均より少し良い職業に、平均より少しいい収入。
そして平均より少し良い生活。
まさに、チャンミンの試験にはもってこいの環境です。』
僕は言葉が出なかった。
まさかそんな、自分の知らない所で・・・
自分の全てが調べられていたなんて・・・
「そんな・・・勝手に・・・」
やっと絞り出した言葉は、小さくて消えてしまいそうだった。
『ジュンスさん、チャンミンは優秀です。
是非一緒に生活を共にしてみてください。
きっと何かが変わるはずです。』
変わる・・・?
変わるって・・・
一体僕の何が変わるっていうんだろう・・・。
『本当に無理だと思ったら、もう一度連絡を下さい。
その分の謝礼と、チャンミンを引き取りに伺います。』
「え・・・いや、ちょ、ちょっと・・!!」
僕が反論する前に、電話が切れた。
な・・・なんなんだよ・・・もう・・・!!!
半分泣き出したいような気持ちに駆られて、
思わず携帯を握りしめる。
ーコン・・コン・・・ー
タイミングを見計らったように
部屋のドアが遠慮がちに叩かれた。
「なに・・・・」
つい口調が荒くなる。
言ってしまってから、朝のチャンミンの姿を思い出して、
ちょっと胸が痛む。
ガチャリ・・・と静かにドアが開いて、
チャンミンが顔を出す。
「ジュンス・・・お願いがあります・・・。」
「なっ、なんだよ・・・」
もしかして、さっきの会話、聞こえてた・・・!?
「・・・買い物に・・付き合ってくれませんか・・・」
「へ・・!?」
「着替えを・・調達しないといけないので・・・」
どうやら、僕がなんと言おうと、
チャンミンには僕の家からいなくなる気なんて
さらさらないみたいだった。
to be Continued・・・
久々の更新でごめんなさい;;