
その日の収録はもうさんっざんだった。
身体は怠くて頭はちょっと動くたびにガンガンするし、
ジュンスは俺と喋ろうともしないし、
ヒョンは怒ってるからなんだか話しかけにくい。
歌だってダンスだってびっくりする程キレがない。
俺のせいで収録が長引いて、
朝のジェジュンの言葉が余計に胸に刺さって
イライラする。
時々心配そうな顔でジュンスが俺を見る事ですら、
今は堪え難かった。
「お疲れ様でした~・・・」
なんとか収録を済ませると、
皆でマネージャーの車に乗って家に向かう。
「ユチョン、大丈夫か?」
車中でせっかくユノヒョンが声をかけてくれたのに、
まともに返事を返す事すら出来ない。
家に着いてフラフラと自室に入ると、
服を着替えもせずにベッドに倒れ込んだ。
頭がガンガンして、身体が熱い。
「・・・ははっ・・・」
思わず乾いた笑いが漏れた。
本当に・・・
バカだな・・・俺は・・・。
そのまま目を閉じると、あっという間に意識が遠のいていく。
ーコンコン・・・ー
小さくドアをノックする音で、意識が引き戻される。
『ユチョン・・・入るよ。』
ドアの向こうから聞こえたのは、ジェジュンの声。
俺の返事を待たずに、ジェジュンが部屋に入ってきた。
「どうせこんな事だろうと思ったよ。」
着替えもせず、ただベッドに倒れているだけの俺を見て、
ジェジュンがため息をつく。
「ほら、氷枕持って来たから。」
俺が黙ってズルズルと移動すると、枕をセットしてくれる。
「お粥ぐらいは食べられるよな?
とりあえず、着替えて寝てな~
後で作って持ってくるから。」
俺が素直に頷いたのを確認すると、ジェジュンは部屋を出ていった。
熱で痛む身体を引きずりながら、なんとか起き上がると、
朝脱ぎ捨てたままになっていた部屋着に着替える。
そして再びベッドに横になると、
氷枕にピタリと顔を付ける。
はぁ・・・・冷たくて気持ちいい・・・・・
本当にこうゆう時に、
ジェジュン以上に頼りになる人っていないな・・・
俺は心の中でジェジュンに感謝してから、
枕の気持ちよさに任せて少し眠る事にした。
to be Continued・・・