ねえ、ジュンス、ジュンス、起きてってば・・
ジュンスから返事はないけど、僕はかまわない。
だって今日はせっかくの休みなんだもの。
二人で僕の部屋でくつろげる短い時間なんだもの。
それなのにジュンスは僕のベットで寝ている。
「ねえ、起きてよ。」
ジュンスの手を掴む。
「うるさいぃ・・・」
ジュンスが捕まれた手を引っ込める。。
「なに、ジュンス、機嫌悪いの?」
いろいろ考えても原因が思いつかない。
「悪くない」
ほら、怒ってるじゃない。
「ジュンス、僕なにかしたかな?」
一日を無駄にしたくなくて、少し焦った声がでる。
その声を聞いてジュンスが少し顔を上げた。
僕が思ったより切羽詰まった顔をしていたからか、それとも窓から入る光がまぶしいのか、怪訝そうに顔をしかめている。
「・・・・やっぱいい。」
え・・・!?
やっぱいい、それだけ言ってジュンスはまた顔を埋めてしまった。
なに、何がいいの?
何か言いたいことがあったんじゃないの?
「ジュンス・・はっきり言ってよ・・」
自分でもびっくりするくらい嫌な声が出た。
「昨日・・・」
ジュンスは顔を埋めたまま話し出した。
こもっているのでうまく聞き取れないが、昨日といえば、撮影のあった日だ。
僕はそのままここに帰ってきたわけだから、なにかジュンスにとってまずい事があるとも思えない。
「撮影の時・・・ジェジュンの股間に頭乗せてただろ・・」
やっとそれだけ言ったジュンスは今度こそ本当に黙り込んでしまった。
「ちょ、ちょっと待ってよ!それは仕方無いことでしょう。」
なんだそんなことか、と内心安堵した。
でも、ジュンスは一度拗ねるとなかなか直らない。
僕が不利な状況なのは変わらない訳だ。
「じゃあユチョンは僕がチャンミンの股間に頭乗せてても良いっていうの?」
まるで子供みたいな言い分に出そうになるため息を押さえた。
ここでため息なんかついたら今日という日はもう台無しになるだろう。
「ジュンス、それとこれとは話が違う。あれは仕事だろ?」
思わずきつい言葉が出た。
ジュンスは顔を上げないが、肩が一瞬ビクッとした。
まずかった・・なんで僕がイライラしてるんだ。
なんだそんなこと、と笑ってしまった方がまだ良かったかもしれない。
ジュンスがおもむろに顔を上げた。
「ユチョン、嘘だよ、嘘!ちょっとユチョンを困らせて見たかっただけなんだ、ごめん!!」
いつもの無邪気な笑顔で笑うジュンス。
でも、君の目が少し赤いのは黙っていた方がいい?
「もう、心配したじゃないか!」
色々ごまかすように僕も笑って見せる。
「でも、嫌だったのはほんとなんだ。」
ジュンスは今は起き上がってベットの縁に腰掛けている。
僕も隣に腰掛ける。
「え?やっぱり嫌だったの?」
ジュンスの顔をのぞき込む。
やっぱり目が赤い。
「違うんだ、仕事と普段の区別もつかないくらいユチョンのこと考えてる自分が嫌なんだ。ユチョン、ごめんね。」
「バカだねぇ~、ジュンスは。」
「ごめ・・・・っ・ん・・!!」
「・・・はあ、あの、・・」
ジュンスはかなりびっくりしているけど、そんなことお構いなしだ。
「いいじゃない。いつでも考えたって。ほら、もう一回。」
ジュンスが何か言う前に口をふさいでやる。
たまにこぼれるのは吐息と短い声だけ。
「・・・・はあ・・はあ、ユチョン、あの・・・」
普段あんなにステージで激しく踊っても平然としているジュンスが息を切らしている。
それで僕の征服欲は少しだけ満たされる。
ジュンスが何か言いたそうなのでそのまま待ってみる。
「僕は、このままユチョンのことを好きでいてもいいのかな・・・・・・・・・・」
それを僕に聞くのか。
答えは決まっているのに。
怒りと愛情は似ているのかもしれないな、
そう思いながらも僕はジュンスを押し倒す。
首元に顔を降ろすと消えかけのジュンスの香水の臭いがする。
ジュンス、君は愚かだ、でも僕はそんな君を愛しく感じてしまうよ。
「ジュンス、僕はそんなの知らない。知ってなんかやらない。でも、僕も君のことをいつでも考えている。僕からの答えはこれじゃ不満?」
ジュンスは身動きもせずまっすぐに僕を見上げている。
「ユチョン・・僕は・・」
「好きなんだ・・ほんとに。」
「・・ふふっ・・・はははは!」
僕がいきなり笑ったのでジュンスはびっくりしたようだ。
「ちょっと・・ユチョン?・・ごめん、僕またなにか変なこと・・」
ジュンス、君はほんとに愛しいよ。
「ジュンス、もう今日は帰してあげない!」
「な、なんでぇええ~~!!!」
「え、不満なの?」
わざとふくれ面をつくる
「ち///ちがうよ/////でも・・・・その・・・わ、わ、わかった・・。」
何を覚悟したのかな、今日は寝れないかも、とか?笑
そう、そのとおりだよジュンス。
「わかったら、はい、もう一回。」
fin.