​94回目の月命日


受験シーズン。
毎年この時季(年末〜命日)は気持ちが沈みます。
ブログを書いても投稿できず、下書き保存が増えるばかりです。

今年は次女が受験生です。
次女は、ミッキーが使っていた一人用のこたつやストーブを使い受験勉強をしています。

家の中はミッキーが使っていた机も布団も歯ブラシもそのままですが、ミッキーだけ突然この世界から消されてしまいました。

ミッキーに似て真面目で頑張りやさんの次女の姿を見ていると、あの日、被害に遭わなければ、ミッキーはどこの大学に行き、どんな会社に勤め、どんな風に成長していただろうと考えます。

加害者が飲酒運転なんてしなければ、ミッキーは今も生きていたはずです。

あの日、横断歩道を道路中央まで歩いていたミッキーには、何の落ち度もありません。

飲酒運転で速度超過し、中央線をはみ出してミッキーを撥ねた加害者は、救護よりも事故保身を優先し、未来ある尊い命を奪っています。

私達を真っ暗な世界に突き落とした加害者は、刑の執行を免れると、まるで何事もなかったような態度です。一年後には運転を開始し、不正改造車を乗り回しています。

私達家族は皆、事件からずっと自宅目の前に倒れていたミッキーを救えなかった自責の念に苛まれています。
しかし、張本人である加害者は「救護したと」無罪を主張し、たった6月の実刑判決すら不服で控訴しています。

控訴審の期日は未だ分かっておりませんが、加害者が控訴を取り下げていないことは確認しています。


どこまで私達を苦しめるのだろうと思います…



昨年は長女が体調を壊してとても大変だった為、今は今後行われる控訴審に備え、娘たちのケアを最優先に考え生活しています。


最近は自分の時間が取りにくい状況でしたが、隙間時間には依頼を受けていた条例の関係で意見をまとめる等を行っていました。

被害者の経験を、後の被害者支援につなげようとしてくださる行政の姿勢がとてもありがたいです。


私達は、なりたくて被害者等になり、心に傷を負ったわけではないのですが、医療機関に犯罪被害者であることを打ち明けると、診察すらしていただけないこともあり苦労しました。

そのような経験を踏まえ、医療機関との連携の必要生等についてもお伝えさせていただきました。


後の被害者等を取り巻く環境が、より良い方向に進むことを切に願っています。



1月23日は、ミッキーの94回目の月命日。
午後10時7分頃、事件発生時刻に仏壇に手を合わせました。

佐久に住んでいた頃は、毎晩その時刻に事件現場まで行き、お参りしていたため、この時間のお参りは習慣化しています。

佐久にいた頃は、毎週末、お墓参りにも行っていました。
転居後も長野まで隔週で行っていましたが、最近は娘の体調や受験等もあり、行くことができません。
私の場合、長野へミッキーの墓参に行くことで、心の維持がでいてた面もあり辛いです。

ミッキーの樹の様子も気になります。
きっとこの寒波にも耐えて、春には立派な花を咲かせてくれると信じています。

寒さが続いていますが、体調管理に気をつけてお過ごしください。

ありがとうございました