2月23日はミッキーの72回目の月命日でした。

この日はミッキーの事件から3年後に佐久市で発生した飲酒運転による交通死亡事件被害者の男の子のご命日でもあります。

二人とも信号機の無い横断歩道を徒歩で横断中に飲酒したドライバーに未来を奪われています。
こんなことくり返されてはいけないのです。

男の子の写真のお姿を思い浮かべ、自宅から手を合わせました。


飲酒が運転へ影響を与えることは明らかですが、飲酒運転で死亡事故を起こした加害者は大抵事故原因は飲酒ではないと主張し、危険運転での起訴を免れます。
危険運転で起訴されるか、過失運転致死と道交法違反で起訴されるかで量刑に差がでます。

ミッキーの生命を奪った加害者の場合、直前まで居酒屋で飲酒していましたが、救護せずにコンビニで口臭防止商品を買い使用し、呼気アルコール検査時には飲酒運転の基準に満たないアルコールが検出されたらしく、過失運転致死のみで裁かれました。
判決は禁固3年執行猶予5年。
刑務所にも入らないのです。

呼気アルコール検査の結果が0.15を上回るか否かで、刑事処分の結果は雲泥の差です。
その為、検知管の精度は非常に重要だと思います。

しかし一般的に使われている北○式○E方検知管は、デジタル式と違いはっきりとした数値を読み取ることができません。
例えるなら妊娠検査器具に使用されているコットンのようなモノがじわじわと色が変わっています。
数値の境目がどこかはわかりません。
警察が検査時に読み取った数値にマーカーシールを貼っていて、本件では0.11あたりに貼られていましたが、開示請求時にはどう見ても0.25を超えているように見えました。
確認すると時間の経過と共に示す数値が進行するので、検査時の数値にマーカーシールを貼るそうです。
警察官次第で低めに読み取ることは可能だと思います。(飲酒運転事故捜査は何倍も大変とか…)
またこの検知管は、気温が低いと数値が低く検出されるそうです。

検問時に使用するならまだしも、何故この様な検知管を人の生命が奪われた事故捜査に使用するのだろうと思いました。この検知管が飲酒が絡む死亡事故捜査で真の証拠能力があるのか疑問でなりません。

一昨年だったか、長野県警に確認したところ、デジタル式のアルコール検査器具はまだ県内に数台しか無いと言っていました。
現在どの程度増えたか分かりませんが、全国的に見直されるべきだと思っています。

飲酒運転をしたドライバーは厳格に裁かれるべきです
飲酒運転が0になることを強く願っています‼︎