7月に入り10日が過ぎてしまいました。
長野県はここ数日、暑い日が続いています。
6月末に、ミッキーの妹二人が通う中学校の期末テストがありました。一年生の次女にとっては、初の5教科テスト。当日、少し緊張した様子で、早起きをして朝から教科書を見直していた次女ですが、この日に限って通学用の学校ジャージの上着を洗濯に出し忘れており、ミッキーの使っていたジャージを着ていくことになりました。
ミッキーのジャージを着た次女は「ミッキーの匂いがする!」と言い出し、長女も「私が借りた時もミッキーの匂いがしたよ。私、この匂い大好き」と言っていました。単に少し長い時間、引き出しに入れていた匂いのような気もするのですが、二人にはこれが兄の匂いなのかなと思いました。
私も20年以上前に父を亡くした時に、父の使っていた枕の匂いに面影を重ねたことを思い出しました。
ミッキーは5つ年下の次女をとても可愛がっており、いつも抱っこしてくれていました。
ミッキーは、期末テストに緊張する次女が心配だったのかな?と思いました。
週末はミッキーのお墓参りへ行きました。
夜11時ごろにお墓に到着。
月明かりでとても明るい夜でした。
納骨されてから、ほぼ毎週末、お参りに来ているお墓。何度来ても墓前で手を合わせると、15歳で納骨されてしまったミッキーの無念はどれほどだろうと涙が溢れます。守ってあげられなかったこと、悪質な加害者に反省の機会すら与えることができなかったことも悔やまれてなりません。
翌日は、炎天下でしたが、ミッキーの樹広場の草むしりをしました。
ミッキーの樹以外は、元気に成長しています。
左から時計回りに香港在住時代の友人からいただいた、アナベルが見頃を迎えました→5月にいただいたばかりの黄色い薔薇も成長しました→ミッキーが大好きだったKくんが植えてくれたブルーベリーは一部収穫し、ミッキーといただきました→私のOL時代の後輩Kちゃんからいただいた種も、ぐんぐん成長し花か咲きはじめました。
何方かが事故現場に手向けてくださったお花たちです。左から時計回りにアスターは3シーズン目を迎え、株が立派になり少し咲きはじめました。→ナデシコは、3シーズン目が少し過ぎてきたところです→4月にいただいた苗も少し大きくなりました→ミッキーの樹2も順調です。
その他にもラベンダーグロッソが見頃を迎え、零れ種から花が咲いたりと、力強く成長する草花を見ると、私も頑張らないとと思います。
その他、事件をきっかけに親しくしていただいているご遺族から、お菓子やお手紙もいただき、大変励まされました。皆様ありがとうございます。
最近も長野県内では車により、子供が犠牲となったり、車両同士の衝突により、私より少し若いお母様が重傷を負ったり、高齢者の操作ミスによる死亡事故等といった悲しいのニュースを目にし、胸が痛みます。
何故なら、ミッキーの事件もそうですが、深く捜査されず、根本の原因をうやむやのまま終わらされてしまう交通犯罪は少なくありません。
大切な家族の死に疑問を抱いたまま、愛する人の居ない世界で残りの人生を生きていかなければならないことは、とても辛いことです。
被害者本人だって、突然命が奪われ、自分の死の原因がよく分からないまま、捜査が終わりにされたら、どんな気持ちでしょう。
被害者遺族となり、被害者支援という言葉を耳にするようになりました。話を聞いていただいたり、心のケアなどしていただけるようで、大変有難いことだと思っていますし、支援に従事していただいている皆様には、本当に頭が下がる思いです。
しかし、度々ブログにも書いておりますが、それらの大前提として、捜査が尽くされ、捜査報告や、被害者遺族への情報開示が正しくなされることが重要であり、それらは後の遺族の心の回復や生き方に大きく影響するのではないかと思っています。
(まだ私は心のケアを受けるところまで、辿り着けていない気がしています)
この度、軽井沢のスキーバス事件のご遺族の記事は、被害者遺族への調査報告の重要性を確信できた内容でもあると思いました。
捜査関係者の皆様は、大変ご多忙とは思いますが、多数の被害者を出した事件は勿論ですが、ひとつひとつの命と真剣に向き合い、捜査を尽くしていただきたいと心より願っています。
今日はミッキーの事件から、120回目の月曜日。
久々のブログ更新ということもあり、考え方は人それぞれだと思いますが、私の経験から思ったことを長々と綴らせていただきました。
ありがとうございました
最後に、九州豪雨で犠牲となられた皆様のご冥福を
心よりお祈りいたします








