新盆の法要は、お盆休みの少し前に、お寺で行いました。
お盆休み前半は、ミッキーの眠る町で、お墓掃除や迎え火、「ミッキーの樹広場」の手入れをして過ごしました。

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自宅を留守中に、新盆のお参りに訪ねて下さった方々には、大変申し訳ありませんでした。玄関には素敵なお花や、御線香、お菓子等が届けられていました。有難く、供えさせていただきました。

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自宅に帰宅すると、見慣れたミッキーの写真は、いつもより 少し穏やかな表情に感じました。「ミッキー家だよ。おかえり」そう話しかけて、姿は見えませんが、いつも以上にミッキーが居るつもりで過ごしました。

友人や同級生のお母さま方が、お参りに来て下さり、ミッキーの友人からは、私の知らないミッキーの話しを聞くことができました。生前の弾けるような元気な姿を想像し、つかの間の幸せを味わう事ができました。有難うございました。きっとミッキーも照れ笑いしながら、聞いていたことでしょう。

同級生のお母さま方は、地元の新聞で初公判の記事をご覧になった方が多く、皆さま、加害者の行動と処分の軽さに驚いていました。
また、事故後すぐの報道では、被害者の情報に比べ、加害者の情報が殆ど無かったことに、違和感を感じてらしたお母様もいらっしゃいました。私も同感です…。

ミッキーのこと、私達のこと、気に掛けていただいてたようで、有難く感じました。

私達も、交通事故の被害者遺族となり、加害者への法の甘さには、本当に驚きました。私達庶民の感覚と、ギャップを感じます。死亡事故でも執行猶予判決が多く、免許取り消しにさえならない場合もあるなんて、知りませんでした。
また、せっかくの新法も、適用されることが難しく使われないなら意味がない気がします。(勿論私が思う程、簡単ではないのだとも思いますが…)

不謹慎ですが、人を殺しても、ここまで刑が軽いのであれば、悪用する犯罪者が出てくるのではないか…そんな心配さえしてしまいます。


16日には、ミッキーがお世話になっているお寺のご住職さまが、ご高齢にもかかわらず、遠方から自宅を訪れ、お仏壇と事故現場の横断歩道で、お経をあげて下さいました。
直線で見通しもよい道路ですが、今後このような事故が起きませんように…気持ちを込めて手を合わせました。

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送り火は、ずっと居て欲しい気持ちから、あまり気が進みませんでした。家族で炎を静かに見つめ、涙で見送りました。

我が家はずっと5人家族…。4月、妹二人が新年度に学校に提出する「家族状況届」に「ミッキーの名前も書いて!」と駄々をこねたことを思い出します。

ミッキーは、姿は見えなくなってしまったけれど、これからもずっと一緒。家族はみんな、そういう気持ちで生活しています。

そうしないと、心が壊れそうだから…