3月23日(月)ルールを守らないドライバーにより、突然命を奪われたミッキーは、全身に重篤な怪我を負わされました。しかし、若くしっかりとした身体は、外から見た限り、例えはよくありませんが、綺麗でした。とはいえ、骨折もしており、あまり移動させない方が良い等の判断から、帰宅することはできず、病院から葬儀場へ移動となり、翌日24日には通夜、25日には告別式となりました。
25日、小学校時代のクラスメートと当時の担任の先生 は、ミッキーの告別式に参列後、再び小学校に集合し、タイムカプセルを掘り起こしたそうです。木の前で撮影した元6年⭐️組の集合写真を、同級生のお母様がくださいました。「きっとミッキーもいるはずたよ」と…。
事故現場は自宅前。せめて帰宅させてあげたかった…突然の別れに、現実を受け入れることができませんでした。
偶然ですが、告別式の行われた25日に、小学校5.6年生の時のクラスメートと先生で、小学校に集まる約束をしていました。母校の小学校が立て替え工事のため、卒業の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こす予定だったのです。タイムカプセルを埋めたのは、みんなでツリーハウスを作った場所でした。
木の一番上にいるのがミッキーです。
ツリーハウスでお弁当を食べている写真もありました。
ミッキーが他界し、主人が「ミッキーの樹を植えたい」と言った時、私は、ツリーハウスを思い出しました。しかし、木の種類が分かりません。ミッキーの部屋を探していると、当時の資料が出てきて、松、栗、こぶし の三本の木で作った事がわかりました。
改めて写真を見直しますと、ミッキーが登っている木も、みんなで木を中心に集合した写真の木も「こぶし」であることに気付きました。
ミッキーの樹は「こぶし」にしようと決めました。何件も植木屋さんを探し、隣町でやっと見つけた「こぶし」を「ミッキーの樹」と名付け、大切に育てています。
5年後、タイムカプセルには、何が入っているのでしょうか。まさか数年後の未来に自分が存在しないなんて、6年生のミッキーは想像もしていなかったことでしょう…。勿論私も、ずっと一緒、ずっと続くと思っていました。ミッキーと過ごした日々は、とても幸せでした。
返して欲しいと願わない日はありません。