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My Sweet holiday

独り言を取りとめもなく書いてます。

「ユリちゃん、上手だね。お姉ちゃん喜ぶよ」
「本当?ユリ、一生懸命描いたんだ」
僕の顔を見て、ニコニコしている。
「その絵に、リボンをつけて渡そう」
「リボンは?」
「後で、買ってこよう」
「お兄ちゃん、お腹すいた」
「何が食べたい?」
「う~ん、スパゲティ」
部屋を出て、ホテル内にあるレストランに向かった。
「ユリちゃん、今日から僕はお兄ちゃんじゃなくて、パパだよ」
「えっ?何でパパなの?」
「ユリちゃんのパパになるように、お願いしたんだよ」
「ユリのパパ?パパ パパ」
ユリちゃんは、喜んで何度も、僕の事をパパと呼んでいる。
ユリちゃんの頭を撫ぜた。
「お姉ちゃん、ユリのママになってくれるかな?」
「どうだろう?ユリちゃん、日本に行ったらお願いしてみて」
「うん、お願いしてみる。ママになってくれたら、嬉しいなぁ~」
「パパもお姉ちゃんが、ママになてくれたら嬉しいよ」
「それじゃ、2人でお願いしよう」
料理が運ばれて来て、ユリちゃんは美味しそうに食べている。
「パパは、食べないの?」
「食べるよ。ユリちゃんの美味しそうに食べている姿を見てたんだよ」
ユリちゃんに、癒されて少し食欲が出て来て料理を食べた。
「ユリちゃん、ケーキ食べる?ここのケーキ美味しいよ」
「食べる。イチゴのケーキが良い」
フルーツケーキとジェラートを注文した。ユリちゃんは、ケーキを美味しそうに食べてる。
ナナミと同じように、フォークにケーキを刺して僕の前に出した。体をかがめて、ケーキを食べた。
ユリちゃんは、頭を少し横にして笑ってる。ナナミと同じ笑い方だ。
この子を、傷つけないように育てて行かなくてはおばさんに協力してもらおう。
日本から戻ったら、実家にユリちゃんを連れて行って、全てを話そう。
僕も、誰かに甘えたくなった。
「ユリちゃん、食べ終わった?」
「ごちそうさま。お腹いっぱい」
「それじゃ、戻ろう」
「パパ、あんまり食べなかったね。ちゃんと食べないとだめだよ」
「ユリちゃんは、お姉ちゃんと同じ事言うね」
「だって、お姉ちゃんいないからユリがお姉ちゃんの代わりをするの」
「そうか、じゃユリちゃんは僕の子供で、奥さんだ」
「そう、パパのお嫁さんだよ」
帰りに、リボンを少し分けて貰い部屋に戻って、画用紙を丸めてリボンを付けた。
「これで、お姉ちゃんにプレゼント出来たね」
「パパありがとう」
「シャワーを浴びよう。ユリちゃん、1人で脱げる?」
「おばちゃんに教わったから、出来るよ」
洋服を脱ぎ、たたんで僕を待っている。やはり子供を2人育てただけはある。
2日で随分覚えたようだ。
お風呂に入り、歌を歌い、体を洗い、はしゃいで浴室から出た。
パジャマも自分で、着ている。
「パパ、お水が飲みたい」
冷蔵庫から、ペットに入った水を出して渡した。
「パパ、キャップを取って、それとコップも」
蓋を開けて、コップを渡した。きちんとコップに水を入れて、水を飲んでいる。
「ユリちゃん、お利口さんになったね。凄いよ」
「おばちゃんに、いっぱい教わったの」
「もう、9時だからベットに入って寝よう」
「誰と、寝てたの?」
「最初の日は、ジェイ兄ちゃん、次の日は、ジュンおじちゃん」
「そう、良かったね」
「パパ、お歌歌って」
子守唄を歌いながら、ユリちゃんの背中を軽く叩いた。歌い終わった頃には、寝息を立てていた。
離れようとしたが、上着を握りしめて離れなかった。離そうとすると起きているかと思うほど、
握りしめてくる。今日は、諦めよう。このまま寝よう。ユリちゃん、おやすみ。