Bhagavad Gitaは、
全18章 700のスローカからなり
物質社会生活に縛られたマインドで読むには、
かなりの理解力が必要になる経典です。
Bhagavad Gita1章47節のあいだ
アルジュナはクリシュナ神のことを「友達」と捉えていたので
学ぶ姿勢が整っていませんでした。
「友達」は、
自分と対等か、もしくは下にしてみてしまうこともあり、
アルジュナはクリシュナ神の本当の価値を知らなかったのです。
視点が「友達」か「先生」では違いがあります。
多くのことは、
自分の視点を変えることで変わり、
態度を変ることができれば得られることも変えられます。
2章に入り、
アルジュナはクリシュナ神に対する視点が変わり、学ぶ姿勢が整いました。
कार्पण्यदोषोपहतस्वभावः पृच्चामि त्वां धर्मसंमूढचेताः ।
यच्छ्रेयः स्यान्निश्चितं ब्रूहि तन्मे शिष्यस्तेऽहं शाधि मां त्वां प्रपन्नम् ॥ ७ ॥
kārpaṇyadoṣopahatasvabhāvaḥ pṛccāmi tvāṁ dharmasaṁmūḍhacetāḥ |
yacchreyaḥ syānniścitaṁ brūhi tanme śiṣyaste’haṁ śādhi māṁ tvāṁ prapannam || 7 ||
古い知識、物質的な知識だけでは
見えない、気付けないことが沢山あります。
このスローカでアルジュナがクリシュナ神に「降伏する」と言います。
「降伏する」の意味は、
自分のエゴを落として学ぶ姿勢があるというところでしょうか。
このスローカで言うならば
クリシュナ神の友人だというエゴも手放すということ。
精神世界の学びは
マインドを綺麗にしたところから始まるので、
エゴを落としていく事が大切になります。
なぜなら、
エゴは精神的な成長、知識を得る障害になるから。
知識も大切ですが、
生活の実践としての学びでなければ意味はありません。
そのためには、
日々の規律ある生活習慣は基本中の基本。
心の整えとしては、
先祖供養や目に見えない者に対する感謝の心というところでしょうか。
日々の規律ある生活習慣の基盤が
哲学を学ぼうとする精神性が芽生えさせてくれるのだと思います。
2023年8月お盆。
身体を丈夫に生み育ててくれた両親に感謝し、
今を生きる私たちは
ご先祖さまから見られても恥ずかしくないような生き方をしたいですね。
身体を注意深く観察して、
小さな考えや不調も大きく育たないように、
もしくはよい考えを大きく育てるために
自分を整えて
他者へ良い影響ができるようにしたいですね✨