私たちは、
自分のカラダでありながら
実は、自分の中で起こっていることをあまり知りません。


A10神経のお話①から

A10神経は、
頭の真ん中「脳幹」の中脳
「腹側被蓋野(フクソクヒガイヤ)」というところからでています。

脳幹には、
左右対称に40個の神経核が並んでいます。
※神経核・・・神経細胞が集まって束になったもの

外側からA系・B系・C系と並んでいて、
A10神経はA列の下から10番目の神経核ということになります。




A10神経は、脳幹から
視床下部・大脳辺縁系を通り
→大脳新皮質の前頭連合野まで伸び
→側頭葉で終わります。

脳に何らかの刺激がはいると、
伝達物質であるドーパミンが分泌されます。
刺激というのは、
音楽でも好きな人のことを考えるでも運動でもなんでもよいです。

ドーパミンがA10神経の経路へ伝達し
それぞれの器官での反応を総合して感情ができます。


視床下部は、『欲の脳』といわれ
食欲や性欲を含めた、
あれもしたいこれもしたいという人間の基本的な生きるための『欲求』を生み出します。

大脳辺縁系は、『動物の脳』、ともいわれ
動物の時代から残っている原始的な脳、古い脳です。
扁桃体や海馬・尾状核などで、
恐れや警戒・好き嫌いの感情・記憶などの感情の元になる情動(喜怒哀楽)が最初に生まれるところになります。

扁桃核では、『好き・嫌い』『快・不快』の判断をします。
燃えるような恋は、
扁桃対がフル活動し、A10神経にドーパミンをたくさん出すように命じているから。
また、
『怒りや恐怖』など基本的な感情の制御機能を担っているそうです。

海馬核は、記憶や学習に深く関わり、
尾状核は、態度や表情をうみだしています。


側坐核は、
欲求の実現に向け指令を出すところで
『やる気』は側坐核でつくられると考えられています。

大脳新皮質は、『人間の脳』といわれ
大脳皮質の前頭連合野は、
高度な活動を行う場所で人間の精神に深く関わっています。

 


扁桃体で生み出された感情に、
理性を付け加えて意味づけ・方向づけをなす働きをしています。
ここで思考力や想像力が刺激され、
具体的にどう行動するかのという指令がだされるのです。
 

 

A10神経の話を踏まえて
ヨーガの聖典を読み解くと少し理解が深まるように思いますおすましペガサス

MICHIYO's YOGA

USA YOGA ALLIANCE

ヨーガプラクティスは、
精神的な成長をサポートしてくれるもの。
身体も精神も共に成長、進化できる
ヨーガの体験を共にできれば嬉しく思います🍀