人の骨の数は新生児の骨は約350個、
成人では約200個と言われ、
成長につれて少なくなっていきます。

これは成長の過程で骨と骨が融合するためで
代表的なものが仙骨部です。

一般に男性は18歳頃、
女性は15〜16歳頃までに、骨の融合が完了するそうで

融合が完了した後の骨の重量は、
体重の約8%に相当し、

頭蓋、脊柱、胸郭、骨盤、上肢、下肢の6つの骨格に大別されます。

骨格とは複数の骨や軟骨が連結して作られている骨組みのこと。
骨格を中心に、
筋、靱帯、軟骨、脂肪などが周囲を取り囲み体型を作ります。




全身にある骨を数珠つなぎにして考えたとき、
そのほぼ中心に位置するのが

背骨の土台となる「仙骨」といわれ

仙骨から広がるような意識した動きは伸びを生み出し
逆に、
仙骨を縮める、締めるという意識は全身のカタサを促すことに繋がると言います。




よく「お尻を固くしないで!」と言いますが、
仙骨を縮めない、締め付けない感覚です。

簡単に言うと、お尻を固くすると
仙骨や腸骨を押し込むような動きになり
仙骨部が縮むことで、全身に緊張が広がってしてしまうのです。




この仙骨は両側にある腸骨に挟まれる形で、仙腸関節を作ります。

仙腸関節は、
ほぼ動きのない関節だと言われますが、
この関節の挟間にスペースを作る意識が大切なのですね。



MICHIYO's YOGA

USA YOGA ALLIANCE

ヨーガプラクティスは、精神的な成長をサポートしてくれるもの。
身体も精神も共に成長、進化できるヨーガの体験を共にできれば嬉しく思います🍀

 



仙骨は背骨の根っこのよう。
土台として腰椎から上の上半身の重みを一点で支えます。

背骨は全身に繋がる神経のパイプラインで
その根元で神経を束ねた太いケーブルが「仙骨」の前面を通り
仙骨前面には自律神経系が存在します。

全身の筋肉に向けて緊張を促す「交感神経」と
弛緩を促す「副交感神経」のバランスは、
仙骨の状態により影響を受けます。

仙骨を温めるとリラックス効果があり、
背面から仙骨をしめつけるように力を入れれば、
全身が固まっていくようになります。

骨盤内から背骨を意識できれば…
身体も気持ちもじんわり広がっていきます✨