स्थिरसुखमासनम्
sthira-sukham-āsanam
アーサナを実践するときに
このスローカが一つの大切な指針になります。
いったいどのような状態なのでしょう？
アーサナは、
ただポーズをとるだけではなく、
安定し、力みがないことが重要です。
常に変化し続ける身体の声を聞きながら、
アーサナを実践していく事で
アーサナが持つ本当の意味での恩恵に触れ
その奥行きを感じとることができるようになります。
大切なものを手に入れるために、
それ以外のものを手放さなければいけない時があります。
失うことは怖いし、
決断するには勇気と覚悟が必要です。
迷えば迷うほど、誰かや何かに頼りたくなりますが
頼るべきは、誰かや何かではなくて
自分自身と向き合い、自分自身と深い繋がりをもつこと。
自分を心の底から信じぬいた時に
苦しみながら手放したものは形を変えて戻ってくると思います。
『ひとつに絞ること』
中途半端な選択は、
中途半端な現実しか生み出せないと思うのです。
ヨーガスートラの１章１節は、
अथ योगानुशासनम्
atha yoga-anuśāsanam
何に自分の集中を向けていくのか絞ることに気付かせてくれるようでもあります。