手元にあってスートラのように何度か見返している一冊。
真実と向き合う力をもらったような清々しさを感じます。
本書に
「知識は伝えることができるが、
知恵は伝えることができない。
知恵を見出すことはできる。
知恵を生きることはできる。
知恵に支えられることはできる。
知恵で奇跡を行うことはできる。
が、知恵を語り教えることはできない。」
とあり
自分を深めていくには、何よりも
「経験から学ぶこと」が重要なんだと思ったのでした。
そこからしかホンモノの知恵は得られない。
本文から引用
「ヴァスデーヴァが彼に教えることができた以上に、
川が彼に教えた｡
彼は川からたえず学んだ。
何よりも川から傾聴することを学んだ｡
静かな心で、開かれた待つ魂で､
執着を持たず､
願いを持たず、
判断を持たず、
意見を持たず
聞き入ることを学んだ。」
人一人の誕生は
『奇蹟』といってよいぐらいのことなのだと仏教では教えられています。
地球上には870万種以上の生物が存在し、
人間は宇宙で最も優れた創造物です。
教えを聞く機会があり
それを実践できると言うことは
とても幸せなこと。
私たちの本質は「純粋な意識」。
いつか朽ち果てていくこの身体でも、常に変化し続けるこの心でもない。