『毎朝の太陽礼拝が
心身の良い影響を与えていることを実感します』
という感想を頂きました。



続けて
『日々が忙しくなっていて・・・どうしたらいいのか』
と質問を受けました。




Hatha Yoga Pradipikaという聖典に
ヨガの実践において
障害となる6つのことが説かれたスローカがあります。

अत्याहारः प्रयासश् च प्रजल्पो नियमाग्रहः ।" 

जनसङ्गश् च लौल्यं च षड्भिर् योगो विनश्यति ॥१५॥


Atyāhāraḥ prayāsaśca prajalpo niyamagrahaḥ|
Janasaṅgaśca laulyaṁ ca ṣaḍbhiryogo vinaśyati||15||
 
ヨガの妨げとなる6つの原因は、
食べすぎ、努力のしすぎ、言動が多すぎる、
執着しすぎる、集団、不安定な心です。

prayāsaśca
翻訳すると
『努力のしすぎ』となります。

人は忙しくなりすぎると人の意見を聞くことが難しくなります。
自分自身が健康な状態であってこそ
他の人たちの役に立つことができるようになります。

良い考えで自分が行動できるようにするためにも、
自分の体調に気を配り、
やり過ぎることがないように気をつけたいですね。



niyamagrahaḥ
こちらは『執着しすぎる』となります。

たとえルール、よい習慣でも
強いこだわりがあると上手くいかなくなることがあります。

これじゃないとダメ!という条件を作ることは
自分の居場所を小さくしてしまうかもしれません。

周りの状況によって、
ヨガの練習がままならず、
何もかもがうまくいかない時もあります。
そんな時も落ち込みすぎず、
淡々とその状況に合わせて
やるべきことを行うようにしたいですね。
 
哲学を学ぶのは簡単にできますが、
実践し続けることは難しいです。

見直すべき習慣は、
古くなり必要ないものを手放すこと。
そうすれば
今の自分に則した活きていくための規律が見えてくると思います。



ヨガでは、
どんな健康に良いことをやるよりも、
今、この瞬間で良い行いを心がけることが大切だと言います。

ヨガアーサナで外側の状態(身体)を整え、
内側(心)の安定が保てるように練習を継続していきましょう!
MICHIYO's YOGA

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