ヨガ・スートラに出てくる「無知」
サンスクリット語で「Avidya」と言います。
अविद्याअस्मितारागद्वेषाभिनिवेशः क्लेशाः ॥३॥
avidyā-asmitā-rāga-dveṣa-abhiniveśaḥ kleśāḥ ॥3॥
無知・我想(エゴ)・執着・嫌悪・生命欲が、
5つの障害(煩悩)である。|| 3 ||
これら5つの障害は、
生きるものとともにある人生の一部です。
そして、
「無知」は全ての障害の入り口だと言われます。
障害が大きくなると、
苦しみや痛みが生まれます。
哲学を学ぶことは、
“心の状態”を整えることに繋がり
この障害からの影響を
小さくすることが出来ます。
MICHIYO's YOGA
アーサナの練習は、
自分の体の状態を知るための実践。
聖典の学びは、
心や精神(魂)の状態を知るための実践。
どちらも大事なヨガプラクティスです。
最後に、「無知」についての記述を
心のヨガ(p.251)より
要するに無知とは、
なじみ深い日常的な自己のことを、
不滅の大いなる自己、
つまり魂だと思い込むことである。