Candy Box


今日から新年度…
私も今日から、新しい時間が始まる。


昨日、10年間勤めた保育園を巣立ってきた。
幼稚園を退職してから、転職、結婚、子育てをしてきて、その中でフルタイムからパートに仕事の形態も変わり…
子供たちが大きくなった時に時間を持て余し、あと少し扶養の範囲でできる仕事として始めた延長保育の保育士…
保育士としては1年目🔰で保育園の門をくぐった10年前…
もう保育の世界には戻ることもないだろうと思っていた自分の未来に、再び訪れた保育者としての仕事…
そこにはたくさんの奇跡が待っていて、それが今日まで続いてきたこと…
私には本当に宝物の時間だった。


幼稚園の新採の時の直属の上司だった先生が、1年目の幼稚園教諭の私を1から育ててくださった恩師がそこにいた。
私と同じ延長保育の保育士として…
そして、息子の保育園の担任をしてくださったことのある先生も、なぜがそこにいた。
(息子の通っていた保育園と私の職場は違う保育園!)
びっくりしたけれど、同時にほんの少し安心した。緊張が和らいだ。
何十年ぶりに子供たちの前に立ちあいさつをした…あの日が本当にまだ昨日のことのよう。


息子の担任だった先生はその年の年度末に退職されてお別れしてしまったけれど、私の育ての親である恩師とはこの10年間ずっと一緒だった。


恩師が年度末で退職すると知った日…いつかそんな日が来るのはわかっていたけれど、まだ今ではないと思っていた私は涙が止まらなかった。
夕方一緒に働いている先生方は、みんな私よりひと回り前後年が上の大先輩たち。
あと1年かな、そろそろかな…
そんなことを言いながらここまで、結局一緒に仕事をしてくることがてきた。
まさか、まさか、1番年上の先生よりも先に私の恩師が退職するなんて、考えてもいなかったので、本当にさびしくて、気づいたらわんわん泣いてて…


そんな私に、つい数日前、突然人事異動の内示が出た。
継続採用は確定していたけれど、どこに配置になるのかは今回はぎりぎりまで発表がなく…
こんなにぎりぎりまで発表がないということは、今年は誰も異動しないんじゃない?なんて話も出ていたほど。

まさか、まさか、延長保育だけの短時間勤務の自分に異動の内示が出るなんてカケラも思っていなかったから、本当にびっくりだった。

みんなあと1年かな?とかばかり言っていたので、いつか年齢がみんなよりちょっと下の私だけが残されて、誰もいなくなってしまうのかなと考えると、どうしたらいいのだろうと考えてばかりいた。
誰か新しい仲間が来てくれるだろうか?誰も来なかったらどうなるの?来ても気が合わない人だったら?…ets…
不安しかなかった。

そんな私が、まさかの皆を置いての異動?
どうせならあと1年、みんなが退職するときまで一緒にいたかったなぁ。

夕方チームの仲間たちは、保育士と保育士ではないけれど保育補助をしてくださっている先生と、本当にみんな優しくて、大きくて…私はこの年齢になってもなお安心して甘えていられた。偉大な先輩方に護ってもらって、育ててもらった10年間だった。


私の幼稚園時代の同期なんて、保育園の園長をしている。
高校の後輩だった幼稚園教諭になった先生も、若き日あんなに悩んでいたのに今や副園長をしている。

そう、私も本当にそんな年齢なんだよね。
なんなら職場の保育園の副園長はほぼ同世代…ちょっとだけ副園長の方が年上だけれど、そんな年齢なんだよ。
なのにずーっと、ずーっと、甘えて、護ってきてもらえた。

そろそろ、ひとり立ちしなさいということなのかな…
でも、でもさびいしな。

短時間だから動くわけないという思いが、本当にずっと、ずっとあった。


そして、昨日…無事に10年間の勤務を終えて…私も保育園を卒園してきました。
本当に、本当に、宝物の時間でした。

結果、恩師と一緒に保育園を巣立ってきました。






今日からは新しい保育園で、新しい子供たちとの時間が始まる。


10年もいると色々な先生に出会い、その先生方が先に異動して…送り出す側をずっとやってきた。
だから、今日からの勤務先にいる先生方もだいぶ知っている人ばかり。
なんなら園長先生もよーく知っている!
なので、あまり不安はない。

今までいた保育園よりは小規模のアットホームな保育園。
先に勤めていたことのある先生たちからも、いいところだよと言われて送り出されてきた。


でも、さびしくてさびしくて仕方ない。
そして緊張はする。

だってまた1年生🔰に戻る。
メモとペン持って、色々覚えなくては!


恩師が退職すると知った日、そして自分のまさかの異動を知ってから、怒涛のように日々が過ぎて、あっという間に今日になった。
異動の内示を受けてから実質勤務したのは4日だけだったもの!
もっと早く教えて欲しかったなーと思う。
どうにもならないことなのだけれどもね…


だから、ちょっとばかり気持ちの整理がつかなくて…気づくと涙がえーん
涙腺がちょっとばかりおかしい。
そして目が腫れてる…ガーン


心の揺れが激しくて…くたくたになる。


さて、春だ。
新年度だ。
私と一緒にはじめて保育園にやってくる子供たちがいる…
私のように他の園から異動でくる先生もいる。


どんな毎日が始まるのかな…



春はちょっとだけさびしくて…
そしてあわただしい。



未満児5年、以上児5年…
トータル10年の宝物の時間を、私にくれた優しい先生方と子供たちに、


こころからありがとう。





自分の気持ちの記録に…
大切な時間の記念に…


2026.4.1   保育士のMICKEY