刀ミュ三百年公演(ライビュ)感想~(※不快注意) | チエルの”気ままにその日暮らし”

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さて先日観てきました刀ミュ三百年公演(ライビュ)の感想なのですが、

結構、辛辣に書いてるので読みたくない方はブラウザバックをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミュージカル『刀剣乱舞~三百年の子守唄~』

 

【個人的評価】

・原案  ◎

・脚本  ×

・構成  ×

・演出  △

・楽曲  ◎

・演技力 〇

・歌唱力 〇

・再現度 △

 

ほんと、どうした どうした、茅野さん!御笠ノさん!どうした!!!って感じです。

これが本当にあの幕末編も作った人たちなのか....って疑ってしまうレベルの出来でした。

 

【家康の一生を描く物語】という発想はいままでにない切り口で非常に良いと思いました。

ですが、赤子→幼少時代→成年の流れが早すぎて全然感情移入出来ませんでした。

さらに、感動させるシーンを信康と吾兵の話に持っていってしまったことで家康の存在が

薄れてしまい分散し、結果、クライマックスの家康最期のシーンがぼやけてしまったように思います。

 

もっと刀剣男士と家康の関係を密にして、赤子の頃から幼少期まで四苦八苦しながら

家康を育てていった様子がもっともっと描かれていたら(子育ての苦労とかまったく見えてこない)、

あの最期のシーンがもっと際立ち、わたしはたぶん嗚咽してたと思います。

 

あの程度で石切丸が大倶利伽羅に切りかかるのもよくわからないし、

信康を殺りにいくのも唐突だし...... 時間の関係上でしょうか........いろいろ端折りすぎてる。

なんか、うん.......ほんといろいろもったいない.........。


それと、いままで冒頭に持ってきてた『刀剣乱舞』を今回は中盤にもってきた違和感。

ひとりひとりの名称表記と殺陣シーンもあることから、これは言わば自己紹介的なアレだと

思うのでわたしとしてはここは毎回序盤でもいいと思うのですが.......。

マンネリ化を防いだ結果でしょうか。

かと思いきや、照明がピカーーッと光っての場面転換を2作品連続でやるとか

もう よく わかりません笑

「え.....また......?」としか思わないです。

 

ただ、脱ぐ脱がないのやり取りをあれほどやっておいて、真剣必殺をやらずに終わる演出には

好感がもてました笑 

(これやっとけば喜ぶだろうっていう無意味なファンサほど興醒めするものはないので)

 

そして歌なんですが、歌唱力は素晴らしかったです。

特にspiさん、もっくん、あらやん、財木くん。

今回は比較的安心して聴けました。

曲自体も凄く好きな曲がありました。(なんとなくしかもう覚えてないけど笑)

ミュージカルソング.......ではなかったですけどね.........。

 

キャストについては、村正のキャラ立ちが強すぎて、せっかくのにっかりさんの

変態ぷり(※褒めてます)がかすんでしまってもったいなかったなぁ~っていうのが個人的感想。

村正が悪いんじゃなくて、この2人を同時にキャスティングしてしまったことが嘆かわしいな、と。

あらやんの青江良かった.......。(演技のことだよ?)

あ、もっくんは頑張ってたよ、うん。

ちょっとノイローゼ気味になりながら創り出した村正だもんね.....。

(マリアさんで培った経験が活かされてたと思うよ!)

 

それと、ライブパートの石切丸。

がっかりです。

阿津賀志山ではそんなことなかったのに、なんですかね......三百年で隊長になっちゃったら

張り切りすぎちゃいましたかね.......。

「”カラちゃんウィンクして”だって、わたしが代わりにしてあげようか?」(と言いながらウィンク)

 

ドン引きました......。

パッパそんなことしない、言わない........泣

 

 

■総評■

いろいろともったいないとか惜しいなぁ~っていう気持ちが多かった公演でした。

そして一番の残念なところは、観た人それぞれがそれぞれの解釈で理解してくださいという、

観客側に委ねられたポイントが多々あったというところですかね。

事実、いろいろな方の感想を拝見させていただいたのですが、皆さんご自身で「たぶんこのときの

〇〇〇はこんな感情だったのでは」とか「あの吾兵(信康)は家康が見た幻(幽霊)なのでは」、

「あれは吾兵になりすました信康だ」と、設定なり登場人物の感情なりに統一性がなく、

みなさんいろいろと自分なりの解釈をされていました。

それ、わたしが一番嫌いなパターンなんです。

作り手が観る側にある程度考える余地を与えることと、丸投げすることとは違います。

わたしの言わんとしてることが分からない方は一生わからないと思うのでどうぞそのままで笑

 

とりあえず、次回に期待です。

 

最後に、観劇マナーはまだまだだな.....って感じました。

ライビュ会場でひゃーひゃー声漏れする悲鳴上げる人がすぐわたしの隣りにいて

すっかりこっちが引いてたりしてるところに、

なんと、AiiA会場から(一部の人たちの)キャーーー!!っていう叫びが.......。

メインで台詞を言っている人の後ろでなにかリアクションしてた村正に反応したみたいでした。

あり得ない........

なにかしてたとしてもそこは声に出しちゃいけないのですよ。

心の中でニヤニヤしてればいいところですよ。

メインでしゃべってる人がいるんだから.......

 

ほんと勘弁してください.......。

観劇マナーの勉強をしてください。

 

 

 

-2017.7.16-

「しなのん極」記事(ゲーム)と「刀ミュ三百年感想」記事(舞台・若手俳優)を

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