1921年から22年にかけて議論され、主に日本とアメリカ、イギリス、フランスの海軍力に制限を掛けようというワシントン海軍軍縮条約。
この条約はその後の日本と世界の海軍のあり方に極めて大きな影響を与えました。
要旨この条約は、対米英に対し日本が保有できる戦艦の数は6割とされ、空母の保有総トン数も制限。
但し空母はまだ補助艦の扱いであったことから、日本は対米英で非常に有利な総トン数を保持する事ができました。
そして、総トン数1万トン以下の巡洋艦に関しては建造の制限無しというものでした。
この条約の発効で産まれたのが、いわゆるポケット戦艦。
またの名を条約型戦艦とも言われますが、総排水量がギリギリ1万トン以下の巡洋艦に、戦艦並の重武装を施すと言うものでした。
日本は昔から、その艦船の設計思想がトップヘビーだと言われていましたが、之によって産まれた条約型戦艦は特にトップヘビーで、今にも倒れそうと素人目にも心配されてしまうようなものが多数建造される事になります。
これが後にとんでもない悲劇を生む事になるのですが、それはまた後日に。
嶋根純一