なんとも美しい富士山。
途中1時間ほどを助手席で爆睡したちび子、『ホントになんでついてきたんだ( ̄口 ̄)』と言われ、ヘイヘイすいやせんね、と厚いツラの皮で弾き飛ばしつつ、長ーい道中を終えてノスケの新居に到着した。
朝7時前に名古屋を出て、もう昼過ぎだ。
引っ越し屋が到着するのは夕方5時。とりあえずちび子の〝帳面〟に満載している荷物を運び込む。
ちび子:…ニイヤ。カーテンは?外から丸見えだよ?( ` ー ´ )
ノスケ:え?窓?段ボール貼っておけばアッタカイよ?( ̄▽ ̄)
おい、中核派のアジトかよ!一人暮らしで表情筋がシンでるアスペのオッサンだろ?ヤバいご近所さん確定だろうが!カーテンは高級品を買うって母ちゃんに言ったのはウソかい!
→ちび子、心の声。
ちび子:…窓に段ボール貼った家に、母ちゃんが遊びに来たら、なんて言うだろうねぇ( ` 口 ´ )
ノスケ:…( ̄▽ ̄;)遊びに来なきゃ良いじゃん。ボクの家なんだから。
ちび子:…( ` ー ´ )
ノスケ:わかったよ!後から買ってくるよ!( ̄ー ̄;)
まったく。ご近所さんの挨拶回りも行くのに、またオカネを使うようなものを…とブツブツ文句言いながら、ノスケは両隣と上下にご挨拶に出て行ったのだった。ちび子、ドアの陰から見守る。
あ、ワタクシこのたびこちらに越してまいりましたネコヤマと申しますが、ハイ。
ニイヤ…。それ営業の挨拶だし( ` ー ´;)
緊張感から笑顔はカケラもなく、思い詰めたような表情でお渡しするお菓子の入った紙袋を全力で胸に握りしめるオッサン、じゃなくてノスケ。早口に一気に捲し立てるご挨拶。どう見ても間違いなくあやしい。
ワタシなら絶対にドア開けないぞ( ` ー ´ )
案の定、戸惑ったような女性のか細い声で、はぁ…と回答があった。
が、もちろんノスケはその姿勢のままフリーズしている。
アカン!不審者確定になる!
ちび子はすかさず、ドアの前に躍り出た。
こんにちはぁ♡今日引っ越してきました、ネコヤマですっ!初めましてぇ♪
『え?え?あっ、はぁい!』
すぐにドアが開いた(°_°)
ちび子、職業は障害児教育者。悩めるお母さまたちの様々なお悩み相談を受けつつ、子育てや進学のアドバイスや指導を行う人。つまり、大人も子どもも〝人たらしてナンボ〟な専門家である(笑)
あのー、私は今日は手伝いで来てるんです♪お引っ越しの時間が夕方なので、皆さまにはお騒がせするかと思いますが、すみません。
兄は一人暮らしなので、色々と気が利かないとこもあると思うんですけど、これからよろしくお願いしますぅ♪
にっこり笑顔で説明すれば、年配のお姉さまはイチコロだった。
『はい♪大丈夫ですよ♪ウチも子どもたちがバタバタ騒がしいかと思いますけど、これからよろしくお願いします。』
ちび子のテンポ良い会話に緊張感の緩んだノスケ。ホッとした顔で、よろしくお願いします、とお菓子を手渡すことが出来たのだった(笑)
こうして無事に挨拶回りを終え、アジトでなく新居を整えて。ライフラインの開通立会いをし、引っ越し屋さんが着いたのは夜7時。
ちび子、居てくれて良かった。ありがとうね( ̄▽ ̄)
夕飯はノスケにご馳走になったちび子。馬刺しだのなんだのと、好物を堪能した夜でした。
で、翌日。
ちび子:さー!買い物して帰ろーっと!( ` ▽ ´ )グリーン車♪うけけけっ!
ホラ。
やっぱり買い物に来ただけじゃないか( ̄◇ ̄)
by ノスケ。


