マイペースで歩こう☆ -12ページ目

マイペースで歩こう☆

ノスケから⇒全ての発達障害児とその家族へ。
『チャンスは常に目の前にある。自主性を持つことが一番大切。自分らしく在りつづけることです( ̄∀ ̄*)』




ちび子の、職場では。
緊急事態宣言が出されるや否や…入り口ドア、壁などあちこちに掲示された。







ちび子は、思った。



介護職、仕事できんがな( ` ー ´ )


と。


密集…
デイサービスは狭い部屋で集団生活



密閉…
呼吸器を必要とする利用者、外気がよろしくない利用者もいる



密接…
身体介助は言うまでもない



そして、何よりも。




人8割減らしたら、デイサービスの運営出来んがな( ` 口 ´ )



と。




ところでこの張り紙が貼られた日には、職員会議が開かれたのだが。


なんで今、なんでこのタイミングで会議なのさ?


その日一番最初に会議室に入ったちび子は、すかさず部屋中の窓や出入り口を開け放った。





ちび子:3つの密じゃん!それなのに会議やるんですかっ?( ` 口 ´ )




リーダー:会議は必要だよ。支援するには、避けて通れないでしょ?




ちび子は、内心とてもとても困っていた。
何せ〝今日会議〟と帰宅が遅れるメールをした途端に、家族LINEは大荒れだったからだ。


父『何を考えてるんだ。そんなことしてる場合じゃないだろ』


ちび子『わかってるよ!仕事だもん、仕方ないじゃん!』



ちび子:極めつけは…母ナリよ( ` ー ´;)




母は今、病気が発覚して毎週病院通いをしている。←注・みっくのことよ
このタイミングでうっかりコロナなんか罹ったら、母はあっという間に重症化してお陀仏だろう。あぁ、早く会議終わらないかなぁ。


しかし、こんな日に限って…なのである。
会議の議題を全て終えたリーダーが、何か連絡事項などありませんか?と尋ねた瞬間。

あのぅ、ちょっといいですかぁ?

スパイ先輩だ。


スパイ先輩は、かなり空気が読めないヒトである。職員全員が〝こんな日だ、早く終わろう〟とピリピリしている中、…特にちび子のLINEが着信音を連打している中で、のんびりと口を開いた。





スパイ先輩:あのぉ、私ぃ。思うんですけどぉ。




リーダー:だから、何?早く言って。




スパイ先輩:あ、あのぉ、だから思うんですけどぉ。


みんな学校休みだから、学習塾みたいな…勉強しなくちゃいけないと思うんですよぉ!




リーダー:…は?




スパイ先輩:ですからぁ、勉強遅れちゃうことも親御さんたちは心配だと思うんですよぉ。だからぁ、みんなで学校やらないかなぁ、って。




ちび子の顔色が変わる。こいつ何言ってんだよ?バカじゃねーの?先生ごっこか?一人でやってれよ!

…あ。ついに母が激怒してるナリ。

〝私は一人じゃ死なねえからな。おまえが濃厚接触者になったら、おまえんとこの事務所に乗り込んで、コロナ心中してやる。〟

ひ、ひぃっ。母なら本当にやる。愛知県で2番目のコロナテロリストが出てしまう!




ちび子:ねえスパイ先輩、それ今、どうしても今話し合わないといけないくらいの緊急なことなんですか?




スパイ先輩:えっ?




ちび子の児童デイサービスで預かってる子どもたちは、それぞれ障害の度合いが異なる。




ちび子:だいたい、内容をよく考えて発言されてますか?マルくんとサンちゃんは、学年は同じだけど学習内容は全く違いますよね?で、この職員の人数で、知的と身体の障害児が混在してるこの現場で、どうやって学習塾やるつもりなんです?




スパイ先輩:えっとぉ、それをー、みんなに考えて欲しいなって。




ちび子:考えるまでもない、無理でしょうよ。




スパイ先輩:…えっ?




ちび子:私は無理だと思います。ワンルームで知的と身体の障害児がいる環境で、それぞれに異なる学習指導?それでなくても騒々しいのに、隣で違う授業なんかされたら誰も集中しませんよ。先輩は具体的にどんな提案持ってんですか?




スパイ先輩:あー…私は、特に何も無くてぇ。




職員は全員が呆れてスパイ先輩を見ていた。
ちび子はがっかりしながら、口を開いた。




ちび子:リーダー、それから皆さんも聞いてください。私、前から思ってた。会議って言うのは、答えも無いような思いつきだけをボンボン喋ってイタズラに時間だけかけるものじゃない。提案するからには、きちんと自分なりに明確な目標や具体案まで提案してからみんなの意見を聞くべきなんです。




リーダー:確かに。これでは時間の無駄だね。




いや、これ以上遅くなると間違いなく事件が起きるから。連打するLINEの着信音に焦りながらちび子は訴えた。




ちび子:何よりも。放課後デイでは宿題までは範疇でしょうけど、学習してないことまで授業するのは権限外でしょう?私たちは教師では無いのですから。




職員は、スパイ先輩以外の全員がちび子に同意した。先輩は不満気にうつむいている。




ちび子:スパイ先輩?面白くなさそうですけど。




スパイ先輩:はいっ!?い、いえっ!




ちび子:どうしてもやりたいなら、なんかドリルとか持参させて、時間決めて子ども2人ずつとかでやってみたらどうですか?




スパイ先輩:えー、私は出来ないから言ったのに…。





じゃあ何でそんな提案したんだよ!

今度こそ、スパイをぶん殴ってやりたかった。

解散したあと、スパイ先輩以外の職員全員が口々に言っていたらしい。そんな大荒れな会議だったのだが。


一昨日は5月の会議の予定日で。




ちび子:私は今回の会議出ません。どうしても開催するなら、webで出席させていただきます( ` ー ´ )




リーダー:…そうだね。そうすべきだった。




リスク回避とは、何か。

三密の回避はもちろんのことだが。



ムダもリスクの一つだろ。











外に出ては、いけない。

こんな非常事態が来るなんて。





クルーズ船の乗客がCOVID-19の陽性反応!と最初のニュースが出たとき。

実は、私は初めてのアメリカ旅行の計画の真っ最中だったのだ。親友と家族が暮らすワシントンD.C.近郊の都市を訪れるべく、飛行機のチケットを手配し。


ねぇ、ナイアガラフォールズの現地ツアーの予約しようよ?


いいね!


フロリダのディズニーワールドは?


その時期は1日一回はサンダーストームが来るからダメだよ。


そっかあ、残念。


じゃあフィラデルフィアは、どう?


行きたい!連れてって!


いーよ♩長距離ドライブになるから、みっくも国際免許証持ってきてよ?


おっけー。来週取ってくるよ。




なぁんて。この夏、親友と過ごす2週間の休暇を夢見てたんだ、このときは。
まさか。この1ヶ月後に、COVID-19が。
ここまで影響を及ぼすなんて…想像もして無かった。

気付けば、本当に。
世界中に、災厄をもたらしたCOVID-19。中国のニュースを見て、日本に広まる事態を見て。あっという間にアメリカ全土に広がるニュースに。


今や人類史上例を見ぬ非常事態となっている。
そして、ほぼ同時期に発覚した自分の病もね。
私、今年は人生最大の厄年かも知れないわぁ。





混乱状態は、経済にも影響を及ぼし。
4/8に一部都市に出された緊急事態宣言は、すぐに全国に対して拡大されて。

最初は、週末は家に居ましょう、から始まり。

それが今や〝仕事も会社に出向かず、家で全て完了させましょう〟になっている。



みっくの会社では、緊急事態宣言が出される数日前には、東京の拠点に在宅指示が出た。
そして、その1週間後に大阪が。緊急事態宣言が発令された当日だ。

そうして、緊急事態宣言が出された日から1週間後には。国内外の全ての社員が在宅ワークという体制を取ることになった。

出社するのは、車通勤者のみ。公共交通機関を利用する者は、必ず時間をずらすように、って。
現在、みっくの会社では基本役職者のみが出社している。あと、部署で1人だけ出社してOK。
みっくは、週のうち1〜2日の出社。あとは後輩に任せている。





在宅生活になって、3週間目。
正直日常生活は、そんなに変わらない(笑)正社員で働く私は、普段は会社と自宅の往復のみで、買い出しは週末に1週間分。だから、全く同じ。
だから、何が変わるか、って。仕事のやり方そのものだった。

会社に出向いてこなす業務を、自宅に居ながら行う。上司への確認や承認は、全てメールやチャットなどで。社内システムへの接続は、自宅に持ち帰っているノートPCから、遠隔操作で社内の自分のPCを使って。

まぁ、やりにくいけどさ。
別に会社行かなくても、仕事って出来るんだなぁと気づいたさ。
あ、これって私が必要ないってことか?(笑)

唯一困ることと言えば…。
私は業務用携帯持たないので、毎回自宅から電話だ。当然会社からは私の私用携帯に連絡が来る。確認事項や即断が必要なこと、クレーム処理対応について、などなど。
通常なら、社内で『お電話代わりました、ネコヤマでございます』って終了していたことが出来ない。更に、私用携帯からは取引先などへの連絡が発信出来ないってこと。
私用携帯にはほとんど着信なんて来なかったのにおかげでよく鳴るようになった。どうせなら、 私が出社した日に起こってくれたらいいのにさ(笑)




でも。きっとこんな毎日を過ごすうちに、これも〝通常〟になってゆくのだろう。

先日、久しぶりに会社で顔を合わせた上司に言われた。


『ネコヤマ、緊急事態が解除されても、当分在宅ワークにすればええよ?』


体調が不安定で、さらに毎週検査通院している私の身体を案じた気遣いだ。
素直にありがとうございますと受け入れる。

みっくは現在部署付きを離れ、支店内の事務業務の総括的な役に就いているため、全ての部署の人に携わる。直接の上司は、元から所属する工事部門長だ。このため、検査結果も状況も、上司にはきちんと報告している。
極力、負担がかかり過ぎないように。
私が、治療を優先しつつ仕事との両立が出来る様に。
もう6年、仕えているが。いつもちゃんとフォローしてくれる、ホントに優しい上司だよ^_^


外出自粛と在宅ワークの日々は。皮肉にも、今の私にはありがたいサイクルになった。体調が悪ければ、横になったりしながら仕事も出来るから。


慣れない毎日を〝新しいやり方〟として受け入れ、そして感謝もしつつ。
前向きに過ごす毎日であるよ^ - ^














甲状腺は。



右側の腫瘍は良性。

左側の腫瘍はどちらともいえない。良性、とも。悪性、とも。だから、3カ月後に来てください。





今回、C病院で急いで検査を進めてもらったおかげで、色々と助かりました。仕事をしながら病気と付き合っていくのは、色々と大変だからです。

診察の日が、会議と重なると困るなぁ、とか。
検査の日が、来客日と重なったら困るなぁ、とか。
もちろん生命が大事だけど、ビジネスにはタイミングやチャンスがつきものだからね。


そこを両立したい、と考えると、そこそこのストレスが、ね(笑)
だからこそ、しっかりと現状把握が必要。きちんと、客観的に自分を見て。冷静に判断しないとね。



と、まぁ。様々な思惑を抱えつつ、昨日の結果発表を聞いてきたのだが。


今回甲状腺については、右側の腫瘍は良性とハッキリ出たが、左側の腫瘍は…。〝シロ、と断定出来ない〟と言われたワケで。

…つまり、グレーゾーンなワケで。


ステージ云々と言われなかったものの。
あぁこれは、いづれはやってくるのかな、と思いながら。

ぼんやりと『ガンかも知れないなー』って思っていたのが。
はっきりと『ガンかも知れないんだね』って言う、自覚になっただけだ。

だから、医師の『3カ月後に受診してくださいね』と言う言葉に、素直にハイと頷いたのでした。




結果を聞いて、すぐに家族には連絡したのだけど。

心から〝良かったね!〟と言える結果では無かったのだけど。それでも。この段階で状態把握出来たのは、いざ悪性に確定した瞬間に手を打てるワケだから。
めっちゃ初期に治療とかの対応が出来るってことじゃん?って。それこそ、私が望むカタチでね。

そこが、私が〝良かった❤️〟って言えた理由なのですが。


結果を知った家族は、反応それぞれだった。帰宅後。




みっく:あのさ。バァバがさぁ、すごく喜んで。良かった!良かったね、みっく!あんた安心したでしょう!って。




ちび子:…なんで、良かった、になる?あのLINEのどこに安心して喜ぶ要素があったのさ( ` ー ´ )




みっく:うーん。多分さ、一行目の右側は良性、しか理解して無いんだと思うよね。




ちび子:…はぁ?( ` 口 ´ )




まぁ、つまりだ。右側は良性、左側は良性と悪性のどちらともいえない、が、バァバの法則で変換したら、

良性か何でもないのどちらともいえない

に、翻訳されたんだろう。で、良かった良かった!と泣いて喜んでる、という…。




みっく:で。この誤変換は、バァバによって親戚に伝えられて。母に温かい言葉が寄せられたんだよな。『みっく、おめでとう。良かったね。』って。



ちび子:近い将来ガンになりそうですねー、っていう結果の、どこにおめでとうと言える要素があるんだよ?( ` ー ´ ;)




ダンナさん:…( ´ ー ` ;)もういーがや。誤解させておけ。




みっく:うん。これもある意味では私の望むカタチなんだよ。ちゃんと事実は隠さずに伝える、という。




ちび子:…で、バァバが勝手に誤解して安心する、っていうザンネンな結果に( ` ー ´ )。




みっく:そうそう。で、ひとつ問題がある。




ちび子:え?( ` 口 ´ )




みっく:例えばこの先。〝はい、今回は検査結果がクロ確定です。手術しましょう。〟ってなった瞬間に。あんた、ガンじゃない、って言ったじゃん!どういうことなのぉ!って、大混乱しそう。




ちび子:…なるだろうね( ` ー ´ )




ダンナさん:もういい。それまでほうっておけ( ´ ー ` )




うん。そうするよ。
知らないほうが幸せって言葉がある。ちゃんと理解してくれないほうが、今はありがたいかな。

親にとって、何よりつらいことだろうから。


ただ、一言だけ言いたい。




本当は、なんにも良くなんてないのに。良かった良かったなんて言われ続けるのもシンドイ。
できたら、もうなんにも言ってくれるな。