ただいま。④ | マイペースで歩こう☆

マイペースで歩こう☆

ノスケから⇒全ての発達障害児とその家族へ。
『チャンスは常に目の前にある。自主性を持つことが一番大切。自分らしく在りつづけることです( ̄∀ ̄*)』




高校を卒業して三年が経った。
だが。最後に飛び立った場所を、ノスケ自身は『還るべき場所』と認識しているらしい(笑)



今でも、ノスケはふらりと母校を訪れるときがある。予告無し、アポ無しで。



入校許可証も持たずに、ノスケはアッチをフラフラ、コッチをフラフラと。かつて在校生として自分が過ごしていた頃の、お気に入りの場所を。自由気ままに徘徊している。
注・良い子は真似しちゃいけません。本当はイケナイことですよ(。-_-。)


叱られるとイケナイから、校内に立ち入る前にきちんと事務室に行って、報告をしなさい!と。何度も言い聞かせているのだが。何故か今のところ、一度も叱られたことの無いノスケ(笑)
→事務室に行かないのは、訪問理由を聞かれたりアポの有無を確認されたりするのが嫌らしい。答えるの苦手だからね…。


卒業してから時が過ぎているため…ノスケを直接知らない教員もたくさんいるはずなのだが。時折すれ違う先生たちの中には、お世話になった先生もいるから、『ノスケ来てたよ。さっき◯◯室のあたりを歩いてたよ。』と先生同士で情報が回り。
大抵は、誰かがノスケを見つけて。

『あ、居た居た♩おーいノスケ♩』

と捕獲され。




ボク、勉強しに来たの( ̄ー ̄*)



と答えるノスケに。適当な問題集と空き教室を一つ、ポンと貸してくださるのだから。本当に気前良い母校である(^ω^)





ノスケが母校に『帰る』ときは、大抵不安を感じたりした後が多くて。
気持ちを落ち着けるために。いわば気持ちのクールダウンをする場所にしているようである。

先日、Kたちとズレてゆく近い将来を心配していたノスケ。英語の勉強をしに行く、と母校に出掛けて行ったのだが、あいにくその日はM先生に出会えなかった。いつものように、ウロウロしてるノスケに気付いた先生に職員室に連れて行かれ、所縁の先生たちと談笑していたところでM先生に会えた。

たまたま近日中にノスケの同級生たちが講話をする日があった。先生方は気を利かせて、同じ日にノスケを呼んでくれたらしく。ノスケは久しぶりに、もう一人の親友・Jくんに会えたのだ。



今日はJくんに会えた。再会出来て嬉しくてね♩ギューって抱き合ったよ( ̄ー ̄*)


スキンシップがノスケを安心させると知っている親友たちは、いつもノスケをハグしてくれる。側から見たら、絶対にゲイのカップルだろうに(笑)





壇上に立ち。卒業生として後輩たちに話をする元・同級生たち。ノスケは後ろに座って、JくんやK、みんなが講話をするのを聴いていた。

緊張しやすく、人目を怖がるノスケは、在校当時から絶対に人前に立つのを嫌がる。表彰されることすら嫌がり、すぐに隠れてしまう。もちろん講話など問題外で、依頼されても『絶対にやらない( ̄ー ̄)』の一点張りである。緊張しすぎて声も出ないのだ。

みんなの話を聞きながら、ふと在校生たちの顔を見ると。最前列に座っていたのは吹奏楽部の部員だった。演奏会の手伝いや、友情出演などで、ノスケは今でも交流のある吹奏楽部。学年はかなり離れていても、全員がノスケの後輩であり、在校生たちは皆、ノスケを知っていた。
自分たちに笑顔を見せ会釈したノスケに、後輩たちも気付き。ノスケを見て小さく手を振っていた。

すると、講話が終わり。司会をしていた先生が突然告げたのだ。



『今日は、お話しして下さった先輩以外にも、あと二人、先輩が来て下さっています。
さあ、お名前と所属大学をどうぞ。』



いきなり紹介され。ノスケは緊張してしまった。



…( ̄◇ ̄;)…( ̄◇ ̄;)…。あ、あのぅ、僕は◯◯◯大学工学部三年、ネコヤマノスケと申します。で、でも浪人とかはしてないよぅ。



人前に立って。自分の名前を言うことがノスケの精一杯で。全然場にそぐわないことまで付け加えたあたり、空気読めないヤツめ。

やっぱりアスペルガー(笑)




でも。今でもこうして『ノスケはウチの子ですよ。さぁ堂々と名乗りなさい。』と受け入れてくれる母校だから。ノスケは安心して、また飛び立ってゆけるのだ。

帰る場所があるから、飛び続けられる。
戻る場所があるから、挑戦出来る。


私は今も、先生たちを始め、ノスケを取り巻く人々に心から感謝してやまない。




おかえり、ノスケ。疲れたら少し休憩して。
さあ、また行っておいで!


今もそう背中を押してくれる、ノスケの大切な場所、大切な人たち。



『ただいま。』

と、少しホッとしながら…母校の校舎に告げる時。その瞬間、ノスケは、きっと。


再び飛び立つためのエネルギーを、充電しているのです☆(^ω^)