音に繋がる仲間と① | マイペースで歩こう☆

マイペースで歩こう☆

ノスケから⇒全ての発達障害児とその家族へ。
『チャンスは常に目の前にある。自主性を持つことが一番大切。自分らしく在りつづけることです( ̄∀ ̄*)』




平成18年4月。ノスケが出会った人たちは、音楽という絆で繋がる。
それは、高校の吹奏楽部という集団で、ノスケと60人の高校生との出会いから始まったのだ。




入学式の後の歓迎セレモニー。軽快なリズムと、それはそれは楽し気な雰囲気の中で。ノスケはドラムセットを叩く一人の女子高生と目が合った。
ニッコリと笑った顔がとても可愛い女の子は、小学校を卒業したばかりのノスケの目には、大人びて映った。


僕も。やりたい。一緒に。


楽器なぞロクに演奏も出来ないノスケ。楽し気な集団の仲間に入りたい一心で、入部希望をしたのだ。

女の子はリトちゃん先輩と言った。三月生まれのノスケよりも、丸々5歳上の高校二年生。先輩の教えに従い、ノスケは一年間、毎日毎日机の上で、パーカッションの練習用マットを叩き続けた。
音も出ないマットなぞを365日叩き。何が楽しいのか?尋ねれば、ノスケは頷いた。


あのね、練習したら、リトさん先輩みたいにドラマーになれるんだよ。



時に人間関係に悩みながらも、ノスケは結局辞めなかった。二年が過ぎ、もうすぐ三年生になる年に。リトちゃん先輩は卒業していった。ノスケにスネアドラムという楽器の演奏を身に付けさせて。
2年間、リトちゃん先輩の教えを忠実に守ったノスケは、打楽器の特徴とリズム感を徹底的に身体に叩き込まれていたのだ。


リトちゃん先輩がノスケに残したのは。諦めないド根性と、そんなノスケを認める高校生たち。不器用ながらも挫けすについてくる後輩・ノスケは、他の高校生たちからも可愛がられたのだ。


高校の部活動に参加して。何度も何度も大好きな先輩を見送った。

元気でな、ノスケ。

頑張るんだぞ、ノスケ。

ノスケ、ずーっとずーっと大好きだよ。

出会いと別れは、ノスケにたくさんの思い出と仲間を残しながら。




全ては、あの入学式で。ムーミン先生の率いる吹奏楽団との出会いから。