約束⑥ | マイペースで歩こう☆

マイペースで歩こう☆

ノスケから⇒全ての発達障害児とその家族へ。
『チャンスは常に目の前にある。自主性を持つことが一番大切。自分らしく在りつづけることです( ̄∀ ̄*)』





ちび子、ちび子。
オレに敬語なんか使うなよ?




『…。』





先生は、ちび子を『ぶっ壊す』ことにしたらしい。

ある時。
授業後にちび子が教室で友人たちに部活動のグチをこぼしていた時だった。



ふらりと教室にやってきたT先生。
ちび子ぉ、どーしたの?と声をかけた。

人より一回りも二回りも小さなちび子。先輩から指示されたものをやり遂げるには、身体的に不可能で。それを『ちび子は怠け者だから出来ないのだ』と叱責された。
⇒ちなみに。命令は、体重28キロのちび子に、一つ10キロの荷物を4階まで一人で運べ!というものだ。手伝いは居ない。





『どう頑張ろうと、不可能だから出来ないのに。』
理不尽だとグチるちび子に、T先生は言った。




ふん。いって来いよ、ちび子。

自分にとって理不尽だ。
納得出来ない。

そう思うのならば、先輩に言って来い。





『…ケンカに、なるよ?』





上等(笑)オレがついてる。
だから、ケンカしてこい!





ちび子の猛抗議は、高校生には生意気な態度だと反発されたのだけど。

ナゼか顧問が動き、ちび子の訴えは認められたらしい。
ま。ムリなモンはムリですしね(笑)

顧問が動いたのは。高等部の職員室に、T先生が乗り込んだから、なのだが。もちろんちび子は知らなかった。





ちび子。
理不尽だと感じること、納得出来ないとお前が思うことを、飲み込むな。
自分が正しいと思うのならば、真正面から向かってこい。

自分の言葉で、自分の気持ちを伝えることを諦めるな。相手が誰であろうとも。

お前が正しいことをする時は、絶対に助けてやるよ。





T先生は、ちび子がちゃんと言えるように。いつもちゃんと見ていてくれた。



ちび子。オレはお前を信じているよ♩
オレは絶対にウソつかない。




『先生は、信用する。だって絶対にウソつかないから。』





『ねー、先生。ケッコンするってホント?』



よく知ってんなぁ…。あ、ノスケから聞いたのかよ?ぜってークラスのヤツらに言うんじゃねーぞ。




『わかってるよ。言わない。おめでと♩』





あれから三年が過ぎた。
先生は、嫁と子どもを大切にするお父さんになったが。ちび子とT先生は、今も誰よりもたくさんのナイショ話をする仲良しである(笑)



オース、ちび子。




『相変わらずらしくない教師だなぁ…』




未だに、ちび子が大人相手に、タメ口で冗談を言うのは。T先生だけなのである(^ー^)