アスペくんの出来る事in会社☆ | マイペースで歩こう☆

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ノスケから⇒全ての発達障害児とその家族へ。
『チャンスは常に目の前にある。自主性を持つことが一番大切。自分らしく在りつづけることです( ̄∀ ̄*)』

細かいところに気づきにくい…ということは。なかなか厄介なことである。こと、協調性を重んじる会社においては。


meの会社には過去に自閉症と診断を受けた経験のある男性がいる。仕事でよく部長に叱られているのだが、Tくんは漢字の変換ミスや日付の入力ミス等の初歩的なミスが非常に多い。
彼の業務は、現場で必要に応じて業者が集めてくる調査結果を資料として作成すること。と言うと難関な業務に聞こえるが、決まったフォーマットに現場名を入力して写真を貼付ける(データを貼付けますから)だけだ。で、彼は。これを間違えるわけである。
折しも経費削減の体制の中、我社のような小さな会社は少数精鋭という言葉だけは美しい…つまりは『みんなが超忙しい』のだった。一人のミスは大きなものとなる。
で。Tくんなのだが。ナゼ業務に支障が出るのか?


彼は業務の優先順位を理解できない。朝一で"今日中に"と仕事を頼まれ、それをやっている最中に『手、空いてるか?これ頼む。急ぐんだ』と他から言われた。彼は『急ぐんだ』にのみ反応し、最初の"今日中に"よりも『急ぐんだ』を優先してしまう。結果、"今日中に"完了すべき業務は忘れさられ、彼は"今日中と昨日言ったろう!何故無責任なのだ!"と翌日叱られる。ところが彼は叱られる原因が解らない。他の社員のイタイ視線を避け、トイレの個室に逃げ込む…心因性の体調不良である。Tくんは非常に真面目な人である。叱責を受け、己が悪いのだと自信を無くす。だが、どうすれば良いのか解らないのだ。


お節介とは知りながら、部長にお願いした(私は部長の事務官でもある)。彼に今やっていることがあるかどうか聞いてから業務を頼んで欲しいと。要領の悪い彼は仕事も遅い。慎重に確認しながらやるのだ(その割には間違えるんだけどね)
そして下っ端だからと雑用を依頼しないで欲しい。余計な神経を使えば益々間違える。
そして雑用は全て私に回ってくるようになった。いいさ。不器用な彼が困った顔で悩む1分間に私がやれば良いのだ(笑)


実は今日、会社では業者を招いて懇親会がある。私用で私は休暇を頂いているので、昨日までに手配も支払いも全て済ませてきた。
Tくんには一つだけ仕事をお願いした。
18時になったら隣のコンビニで氷を買ってきて。この容器に入れて業者さんのテーブルに出し、今日一番大切な言葉を。
彼は優しく誠実な人。彼の『ありがとう』と笑顔には誰よりも真心があるのだ☆