『感情』について学ぶきっかけをくれたのは、カーくんとシンちゃんという近所のお兄ちゃん…(^ー^)
幼い頃。言語障害も著しかった彼はコミュニケーションが難しく。赤ちゃんがママの表情や声の調子などに反応するアレすら、ノスケは小学1年生になった頃やっと兆しを見せた。
同じ年頃の子の顔に砂をかけたり物を投げたり。彼は相手が反射的にギュッと目をつぶる顔が楽しいだけなのだが。親御さんから見たら『どういう躾をしてるんだ!』…怒鳴られた。当たり前である(T_T)
近所じゃ有名人。寄れば『ウワー!ノスケだ逃げろ!』子供は一目散に逃げて行った。それでも彼には解らない。『逃げるものを追いかけるのが楽しい』からだ。
親としては理解出来ないことが哀れだった。私が怒鳴ろうと言い聞かせようと何一つ聞いていないノスケ。怒った私の顔すら『クシャってなるよ』とケラケラ笑った。
こんな頃、お兄ちゃんはよくノスケを誘いにきてくれた。4つ歳上のお兄ちゃん達は一人ぼっちのノスケを連れ出して遊んでくれた。
ところがある日。カーくんが大泣きするノスケを連れて帰ってきた。見れば彼も泣いている。ノスケが顔に砂を掛けたのだ。『ヤメテよノスケくん!』ノスケは奇声をあげて更に物を投げた。たまらずカーくんは手をあげたと言う。
『ごめんねノスケくん。でも僕も痛かった』砂のせいで目を真っ赤にしながらカーくんは泣いた。『伝わらないの、おばさん。ごめんね』と。
私はノスケの顔に砂を投げてやった。2回、3回、4回!『楽しいか?ノスケ!』口にもスコップを投げた。唇から血が流れた。『ノスケ!これは楽しくない!』
悲しいんだよ。顔がクシャってなるのは悲しいから。カーくんはノスケのために泣いてくれた。理解できないノスケを思って泣いた。切なかった。
ノスケに謝らせ、私はお兄ちゃん達に伝えた。ごめんね。ノスケは生まれつき脳に病気がある。ノスケは気持ちを理解できないってお医者さんに言われた。『おばさん、ノスケくんは解るよ』だって僕が転んだら、大丈夫?って言う。⇒反射的に覚えた言葉だろう。それでもお兄ちゃんたちは真剣に。『僕たちが守るから!』
その後ノスケは砂をかけなくなったよ♪(^ー^)
小6。ノスケはイジメも心配無…?
『よぉノスケくん♪元気か!』金髪の暴走族がホーンを鳴らす。お兄ちゃん達は仲良くデビューしたのだった(笑)
今やパパな彼。カーくんは今も心優しき兄貴です☆