1950年 6月 25日
北の奇襲攻撃で始まった 朝鮮戦争
1人の少年が
母親に宛てた手紙に基づいて作られた
71名の学徒兵の実話です。
銃の使い方も よくわからないまま
学生服姿で 戦場に行った中学3年生達ーー。
この戦いで 47名が亡くなったそうです。
必死に戦った学徒兵がいたから
仁川上陸作戦や 韓国軍の反撃に
繋がったのです。
1人の少年 イ ・ ウグン 君が
戦死する前に
母親宛に書いた手紙には
『オモニ(お母さん)同胞を殺しました』
から 始まり
『いくら敵とは言え 、彼らも同じ人間だと思います。
今日 僕は死ぬかもしれません。
なぜ 戦争をしなければいけないのですか… 』
と 、苦しい胸の内が書いてあったそうです。
感受性豊かな若者たちが
同じ民族同士
銃を向け合う姿が痛々しいです。
続いて
1953年
韓国と北朝鮮が
軍事境界線の エロック高地をめぐる
戦いを描いた作品です。
休戦条約の膠着状態が
2年以上も続いている中
1953年 7月 27日 22時
休戦決定し
長い戦いで身体も心も疲れ
やっと家に帰れる嬉しさで
仲間同士笑顔を見せ合い
また 同じ民族同士の南北も
無言の笑み返しが
『 我々は敵じゃなく戦争と戦っている』
この言葉が胸に沁みます。
しかし
締結までの12時間前に
エロック高地を我が領土にー。。。
との 上官の命令で
また 戦うことになります。
※ 画像 お借りしました。
エロック高地は
実在しない山で
実話を元に脚色した作品ですが
この悲惨な戦いで
南北の人々が 400万人亡くなり
当時の5人に1人が亡くなっています。
これほどの 犠牲者が出ているのに
今も休戦状態の厳しい現実があります。