【芒種】ーこつこつ種まき。 | 月のおとだよりー漢方アロマセラピスト・グリーフ専門士 miho

月のおとだよりー漢方アロマセラピスト・グリーフ専門士 miho

愛知県日進市にある小さなサロン・スクールです。
ここは、植物、香り、音…自然の力でこころとからだをゆるめて満たす,
あなただけの3rd place。

東洋医学とアロマ、日々の食事。心とからだの声を聴いて、自分を大切にすること。
大切なものを見つけにきませんか?

こころとからだの声を聴いて

本当の自分で生きていく。


漢方アロマサロン 月のおと 主宰

こころとからだの癒しびとmihoです。



  芒 種


6月5日から【芒種(ぼうしゅ)】に入りました。


二十四節気の9番め。


稲や麦など穂の出る植物の種を蒔く頃です。


稲の穂先にある針のような突起のことを

(のぎ)といいます。




芒種の次は、夏至。



一年で一番日が長くなる夏至のひとつ前の

この時期には恵みの雨が降り続き

自然界がうるおいに満ちる美しいとき。



「芒種」で水を蓄え、「夏至」に太陽を

たくさん浴びながら植物は成長していきます。


 

そうは言ってもヒトは

雨の日が続くと外出するのがおっくうになり

家にこもりがちになりますよね。。。



でもそんな時季だからこそ!



この時期ならではのものを見つけて

楽しんじゃいましょ照れ



たとえば。。。


芒種は七十二候で見ると


蟷螂生…かまきりが現れ始め


腐草為螢…蛍も飛び交い始め


梅子黄…梅の実が青から黄色に変わる頃


だそうです。



梅雨が明けるとやがてやってくる

本格的な夏を前に、芒種にちなんで

ホタル見物や梅酒作りを

楽しんでみるのはいかがでしょうか照れ



我が家もそろそろ毎年恒例の

梅しごとを始めようと

今朝、梅シロップ用の無農薬の梅を

買ってきました。




梅干し用も月末に届きます。



去年から息子も一緒に

手伝ってくれるようになりました。





出来上がった梅シロップや紫蘇ジュース

梅干しを誰よりも待ち侘び

たくさん食べたり飲んだりしたのは

息子でした🤣

  

それを踏まえて

今年は去年の倍仕込みます✊🏻


 

こんなふうに季節を感じたり

旬を味わったりすることは

私たちもまた自然の一部であり

自然のサイクルに合わせて

生きているんだなぁ

ということを思い出させてくれます。



  この時期のポイント

 


蒸し暑い日もあれば肌寒い日もあり

職場や外出先ではエアコンが

効きすぎていることもあるので

体調や食材の管理には注意です。



湿度が上がると体内に熱がこもりやすくなり

余分な水分が溜まることもあります。



『湿と熱をため込まない』



ことを意識して過ごすのがポイントです。


  

✔︎身体が重だるい


✔︎頭が痛む・重い


✔︎めまい・立ちくらみがする


✔︎車酔いしやすい


✔︎悪心・嘔吐がある

 


などこのような状態

中医学では『水滞』といい

体内の水が滞っているサインです。



おすすめの過ごし方


✔︎じんわりと汗をかく運動をする

✔︎お風呂に浸かる


✔︎晴れ間には窓を開けて空気を入れ替え

✔︎お布団を干す、クローゼットの風通しなど


「陽の気」を積極的に取り入れてみましょう。

 


おすすめの食べもの


湿気が多いと消化機能(脾胃)が弱くなり

下痢をしたり、むくみ、倦怠感などの

症状が起こりがち。


なるべく消化に負担がかからないように

あっさりしたものがおすすめです。



身体に熱がこもっているのか

湿が溜まっているのか

雨で冷えているのか

難しい時期ですが

からだの声をよく聴いて

その時のからだが欲しているものを

摂るように心がけてみてください。




◇湿がたまっている時は… 


✔︎水分代謝を促す食材


・ウリ科の野菜

(スイカ、メロン、きゅうりなど)

 ※身体を冷やす効果のあるものが多いので、

  摂りすぎたり冷やしすぎに注意。

 

・豆類

(大豆、小豆、黒豆、えんどう豆 緑豆など)


豆類はどれも体を冷やしすぎることなく

水の巡りを良くしてよくれます。


特に小豆は、利尿作用のある

サポニンを多く含み、むくみに効果的です。

 


・穀類(小麦、とうもろこし、はとむぎ)


とうもろこしは、可食部にも

胃の働きを助けたり、余分な水分を出す

効果がありますが

特に『ひげ茶』は利尿作用が強く

むくみに効果的です。


無農薬のとうもろこしが手に入ったら

ひげを洗って水気をとり

乾煎りして天日に干して

お茶にしています。

 


特に、浮腫みやすい方は、 

小豆茶や、はと麦ご飯・はと麦茶などが

おすすめです。



◇冷えている時は


✔︎発汗作用を促す食材

・生姜・たまねぎ・長ねぎ・山椒

 

スパイスも積極的に取り入れて

体の内側から温め冷えから守りましょう。


これからやってくる真夏の暑さを

乗り切るための土台作りにもつながりますよ



◇避けた方がいいもの


脂っこいもの、甘いもの、味の濃いものは

体内の「湿 = 余分な水分・痰 」を増やすので

控えめに。

お酒も身体に「水」をため込みますので

ほどほどに。。。



おすすめのアロマ


水分調整や代謝に有用性のある

精油がおすすめです。


パチュリ

グレープフルーツ

ペパーミント

レモングラス

ジンジャー

など


  種蒔きの時期


芒種はお稽古事を始めるのにも最適。


6歳の66日の「芒種」に芸事を始めると

大成するとされ、

歌舞伎・能・狂言などの伝統芸能では

この日を「稽古始め」としているそうです。



種を蒔き、恵の雨で成長する芒種。



こう考えると雨が続いても

なんとなく楽しみになってきます。



何かやりたいことにチャレンジしてみるのも

いいかもしれませんね。