一汁一菜でよいという提案。 | 月のおとだよりー漢方アロマセラピスト・グリーフ専門士 miho

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愛知県日進市にある小さなサロン・スクールです。
ここは、植物、香り、音…自然の力でこころとからだをゆるめて満たす,
あなただけの3rd place。

東洋医学とアロマ、日々の食事。心とからだの声を聴いて、自分を大切にすること。
大切なものを見つけにきませんか?

こんばんは。



先日買ったこちらの本を読了しました。


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料理研究家の土井善晴さんの著書です。

 

土井さんの毒舌だけどユーモアと愛のあるコメントが好きです。

 


最近、いろいろな方のブログやサイトで紹介されていて気になっていました。

 

 

初めは単なる食生活の提案かと思って読み始めました。

 


もちろん、毎日の仕事と家事の両立や子育てに追われ、食事のことを考えるのが億劫だったり、面倒だと思う人にはおすすめです。

 


正直に言うと、私も↑の人。

 


実は、料理が苦手ですあんぐりうさぎ

 


作るのは好きなのですが、苦手意識がずっとあって。

 


特に仕事が忙しくなったりして頭が仕事モードに切り替わると、料理のことを考えたくなくなります。


 

苦手意識があるから、じっくり向き合わないとできないんです。



 短い時間で、段取りよく、栄養バランスもよく、彩りもよくだなんて、私にはハードル高すぎる真顔

子育てしながら働き、ごはんもしっかり作れる人って本当に尊敬します…

 


だけど外食や惣菜は健康面で気になるから、できるだけ避けたい。

 


…というジレンマと闘っていました。

 たまに載せる料理は、料理モードになっている時、心に余裕がある時に作ったやつです笑

 


 

だからこの本を読んで、一汁一菜でいいんだと思ったら、心が楽になりました笑

 


丁寧に素材を扱い、出汁をとり、たくさんの季節の野菜を使った一汁はそれだけでごちそう。

 


でも。この本はそれだけではなくて。

 


本のはじめに書かれているように、 



この本は単なる『和食献立のすすめ』ではありません。

『一汁一菜』という『システム』であり、『思想』であり、『美学』であり、日本人としての『生き方』だと思います。

 


本当にそのとおりで、日本人の食に対する考え方、食文化の歴史、家庭における食事の役割、そして食だけではなく日本人の心のあり方までわかりやすく教えてくれています。

 


古からの日本人の智慧がこの一汁一菜に凝縮されているんだなぁと感じました。

 

 


食べることは生きること。


 良く食べることは良く生きること。

 


何を食べるかだけではなくて、どう食べるかが、身体や生活や生き方さえも左右するのだと。

 



丁寧に食事をする(料理をして食べる)ことが、(自分を含めて)『人を大事にする』ことに繋がるんだと気づきました。

 



1人の時はたいてい手抜きで適当に食べてしまいがちですが、それは自分を大事にしてるとは言えないな…と反省。

 



1人の時こそ、自分のために丁寧に作って食べよう、と思いました。


丁寧に、とは『ひと手間かける』ことではなくて素材をそのままいただくこと。

日常の食事ではひと手間かけると必要はないと土井先生は仰っています。




今度は、この一汁一菜と夕食断食を実践して、気づいたことや変化について書こうかなと思います。

 


★この本に関する土井さんのインタビュー記事がこちらにあります。