滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」を元にキャラクターを使いアレンジした作品。
阿部サダヲの犬塚志之はとてもキュートで元気でパワフル
舞台を元気に引っ張って行く。
陰惨な冒頭からコミカルに見せる。
犬江親兵衛 太賀 このこいい。存在感がいい。せりふまわしとか。
金碗大輔 田辺誠一 前半活躍がなくてあやしんでいましたが後半大活躍
良い人悪い人が混在する役はうまいねえ。そしてきれいだねー。
8犬Tシャツ売ってたな。
8人の仲間がみつかり里見家を守ると言う大義を与えられて
終わるのかと思ったら(話はやっ)さすがにそれからが問題で
裏切りもあり、甦って敵となる仲間もあり、さまざまな
試練が次々と襲いかかる。
仲間もバラバラ 国もめちゃくちゃに・・
大義を与えられきらきらした目でいた仲間達をあざわらう者がいる。
「大義で死んで行く」というと戦時中の兵士たちを
思ってしまう。
美しく散って行ったと美化されがちだが、その陰で「ばかなやつ」と
笑っている者がいる。
そしてめちゃくちゃになってしまった世の中は
大震災、原発事故その後の日本でもある。
「ものに言葉があればな」「瓦礫や死体がものをいえれば」
というような台詞が最後のほうに出て来る。
あえての「瓦礫」と言う言葉に「今」を感じた。
そして「カンで生のびてきた」という言葉も2度出て来る。
他人の言う事を信じすぎるな自分を信じろ。
大義に酔ったりはするな。大義は美しいから気をつけろ。
そして「くに」をつくろう
メチャクチャになったあとのここに自分たちの「くに」を
これは脚本家やこの舞台を作ったひとたちのメッセージが
こめられているよね。
笑わせて チャンバラや太鼓の音にわくわくさせながら
エンターティンメントで 伝えたい事もちゃんと伝えている。
馬琴さんの時代も暗くて大変だったからハッピーエンドの
八犬伝がおおうけだったそうだけど(すいません原作読んでません)
平成25年の今は さらに 世の中は複雑な事になっていて
情報は自分で取りに行ったり選択しないといけなくなり
仲間も恋人も大切だけど己を信じて行きて行かねばならない
注意して生き延びろよ
という 奥の深い八犬伝になっていたと思うのです。
阿部サダヲの犬塚志之はとてもキュートで元気でパワフル

舞台を元気に引っ張って行く。
陰惨な冒頭からコミカルに見せる。
犬江親兵衛 太賀 このこいい。存在感がいい。せりふまわしとか。
金碗大輔 田辺誠一 前半活躍がなくてあやしんでいましたが後半大活躍
良い人悪い人が混在する役はうまいねえ。そしてきれいだねー。
8犬Tシャツ売ってたな。

8人の仲間がみつかり里見家を守ると言う大義を与えられて
終わるのかと思ったら(話はやっ)さすがにそれからが問題で
裏切りもあり、甦って敵となる仲間もあり、さまざまな
試練が次々と襲いかかる。

仲間もバラバラ 国もめちゃくちゃに・・
大義を与えられきらきらした目でいた仲間達をあざわらう者がいる。
「大義で死んで行く」というと戦時中の兵士たちを
思ってしまう。
美しく散って行ったと美化されがちだが、その陰で「ばかなやつ」と
笑っている者がいる。
そしてめちゃくちゃになってしまった世の中は
大震災、原発事故その後の日本でもある。
「ものに言葉があればな」「瓦礫や死体がものをいえれば」
というような台詞が最後のほうに出て来る。
あえての「瓦礫」と言う言葉に「今」を感じた。
そして「カンで生のびてきた」という言葉も2度出て来る。
他人の言う事を信じすぎるな自分を信じろ。
大義に酔ったりはするな。大義は美しいから気をつけろ。
そして「くに」をつくろう
メチャクチャになったあとのここに自分たちの「くに」を
これは脚本家やこの舞台を作ったひとたちのメッセージが
こめられているよね。
笑わせて チャンバラや太鼓の音にわくわくさせながら
エンターティンメントで 伝えたい事もちゃんと伝えている。
馬琴さんの時代も暗くて大変だったからハッピーエンドの
八犬伝がおおうけだったそうだけど(すいません原作読んでません)
平成25年の今は さらに 世の中は複雑な事になっていて
情報は自分で取りに行ったり選択しないといけなくなり
仲間も恋人も大切だけど己を信じて行きて行かねばならない
注意して生き延びろよ

という 奥の深い八犬伝になっていたと思うのです。