グラフイックデザイナーをしている「道」といいます。
このブログでは、お酒に関する話題と、お酒をテーマにした作品を発表させていただいてます。
主にお酒の絵と写真です。また、お酒の絵や写真の制作も承っております。
制作ご希望の方や作品にご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。
※お酒やお店の情報も載せておりますが、個人的な意見です。

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いろいろなことを教わる場所があるって、幸せなことですよね。 それが、角のあるバーだとなおさらです
「最近は、この一杯をグラスに注ぐと……
一日が、静かに過ぎていくんです」
身なりの整った壮年の男が、ふと、となりの席から声をかけてきた。
眼鏡の奥の目はやさしく、どこか遠くを見ているようだった。
僕はというと、ガバガバと―まるで何かを埋めるように―
杯を重ねていた。
そんな僕を、少しうらやましそうに見ながら、
彼は、ちびりと酒をすする。
まるで大切なものを扱うように。
時折、何かを思い出すように、静かに語る。
酒と語らいと、それから、静かな時間。
それが、彼の一日なのだろう。
「……一杯、いかがですか?」
差し出されたグラスからは、
僕が子供のころ、父がよく飲んでいたあの酒の香りがした。
懐かしくて、少しだけ胸が熱くなった。
気がつくと、彼の姿はもうなかった。
そこには、グラスと香りと、
それから、ゆっくりとした時間だけが残されていた。
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JINROと君と、ゆたーっとした時
ボトルキープができて、料理もいろいろあって、
常連さんは自分でグラスに注いで飲むスタイル。
一番人気は、なぜかJINRO。
……どう見ても、スナックだよね、って笑ってしまう。
店員さんは、若くてカッコいいお兄さんに、
愛嬌たっぷりな女の子たち。
だけど、どこか温かくて、気取らない空気がある。
家で飲むのが好きな僕なのに、
ふと、あの店に行きたくなる。
気づけば、まわりの酔っぱらいと同じテンションで、
店員さんたちと、くだらない話を笑いながらしてる。
その手には、JINROと烏龍茶。
自分で作るウーロン割りは、
飾り気のない、だけど妙にしっくりくる一杯。
酔いよりも、気持ちがほぐれていく。
いつからだろう。
君がいつも隣にいるようになったのは。
同じタイミングで来て、
なんとなく同じテーブルに座って、
お互いにウーロン割りを作り合ったりして。
家で飲む時間が少しずつ減っていくのに、
それがなんだか、嬉しく感じる。
最近は、店に向かう前、ふと鏡で髪を整える。
もしかしたら、今夜もあの席で会えるかもしれないから。
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あの時、あの場所、あのお酒の手紙
突然のお便りで失礼します。
あの頃、君とよく一緒にバーで飲んだ「あのお酒」――僕が勝手に「有名な雷鳥」と呼んでいたのを、覚えていますか?
ふとあのラベルの風景が気になって、探しに出かけてしまいました。
もちろんスコットランドまで行けるはずもなく、ただ君の住んでいる街のすぐ近くなのですが。
実は、先日ひとりで久しぶりにあの店を訪れて、このお酒を飲んだ時、
ラベルに描かれた風景が、あの頃ふたりでよく歩いた“あの場所”に似ていることに気づいたのです。
どうしても確かめたくなって――やっぱり、そっくりでした。
この場所に来るのは、本当に久しぶりです。
君への手紙を書くのと、同じくらい久しぶりに。
君は今でも、この場所に足を運んでいるのでしょうか。
そんなことを思いながら、グラスを傾けています。
近いうちに、君のところへもボトルを送りますね。
雪景色のこの町では、まだしばらく寒さが続きそうです。
どうか風邪など召されませんように。
――あの場所で、「有名な雷鳥」と一緒に。
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