四国から本土に渡る日を記しています。前日には 今までには無かった 【明日の予定】が 加わりました。

昭和43年3月19日 (火) 晴れとくもり
いよいよ四国を離れて本土に渡る。
朝 早く起きなければならないと思っていたため11時半に一度目を醒めてから 3時半頃に寝た。それからは1時間毎に目がさめていた。
5時50分頃起きて 顔を洗う。6時10分に旅館を出て松山駅まで歩く。約15分程で着く。大和の座席指定券を受け取り40分発の高松行きに乗る。堀江の駅から船に乗る(7:10発) 9:20に仁方に着く。32分発糸崎行きに乗る列車が多少遅れて糸崎からの大阪行きの11時17分発か20分頃発車。次の尾道駅で降りる。
ユールホステルの場所がわからず あそこち探したが 歩くのもけっこう楽しい。国道はひどく混雑しているが 山側の段々の方に入るとしずかである。お寺がたくさんある。西国時では お百度まいりのおばあさんなども見かけ 中々風情があった。
町の食堂でお寿司を食べる。金1300円也
宇和島には寿司屋が多かったが この町でも結構お寿司を売っている店が多い。一軒毎に段々を昇っていくところなど 大変おもしろい。下の方へ降りて行くと 銚子の港と似たような ずっと小さいが 魚市場があり 魚の直売場などもあった。大きな造船所などもあり たいそう賑やかである。
なんといっても山腹に段々に建てられた家並みが壮観である。
なんとしても ユースホステルが見付からないので とうとうロープウェイに乗った。すぐに頂上に着いた。千光寺を見てから 一応 ホステルに荷物を置いて 千光寺公園内を散歩し あとは 大分疲れたので休憩。
今までは だいたい天気に恵まれていたが 天気予報によると 次第にくずれるということなので 心配である。 京都 奈良は晴れてもらいたい。
なんといっても本土に来たと しみじみ感ずる。なんとなく落ち着いた。
この町の雰囲気しらくるのかもしれない。